勉強しない社会人が失業する未来

勉強しない社会人が失業する未来

勤勉な日本人が“社会人になってまったく勉強していないという衝撃的なデータが注目を集めています。

「大企業に入社、素敵な奥さんと結婚して、定年まで勤めて退職金と企業年金で老後は安泰」

就活生とお話しをしていると若いのに、まだこんなに古臭い考え方をしているのかと驚かされます。

何も就活生に限った話ではなく世間的には一流企業と呼ばれる人の多くは、雇用の安定を盾に毎晩飲み歩いている人がほとんど。

なぜ将来クビになる危険性があるのにそんなに遊んでいられるのでしょうか。

断言します。「勉強しない社会人」は恐らく将来仕事がなくなります。あっても賃金の安い単純作業でしょう。

今の日本社会では、雇用三種の神器と呼ばれる「年功序列」「終身雇用」「企業内労働組合」は機能しなくなりつつあります。

そんな状況にも関わらず、現在の状況に危機感を持っている日本の社会人は極わずか。

今、日本社会では何が起こっているのでしょう。
なぜ日本の社会人は勉強し続ける必要があるのでしょうか。

本記事の概要
▶日本の社会人が学習・自己啓発に費やす時間は1日6分
▶終身雇用がなくなる時代に勉強しない社会人は失業する
▶社会人はどのように勉強すればよいのか
こんな方にオススメの記事
▶︎将来自分はクビになるのではないかと不安を感じている方
▶︎現状は不安、将来のために何かしたい方

『日本社会でこれから始まる大リストラ時代』

皆さんは今日本の企業が”中高年狩り”を進めているのはご存知でしょうか。

今、日本企業が45歳以上の社員を対象にリストラを進めています。

なぜなら、政府が高齢者の面倒を見るよう責任を企業に押し付けているから。

人生100年時代。平均寿命は年々上昇し、誰しも100歳まで生き抜くことが可能な時代になりました。

しかし、長生きは現代社会ではリスクの一つと考えられています。

長生きするだけの経済的体力がこれから歳をとる人々にないからです。

年金はもらえず、働く体力もない。税率はどんどん引き上げられ、自由に使えるお金は減っていく。

そんな中で高齢者がどう生きろというのでしょうか。

そこで政府は企業に70歳まで雇用するよう努力義務を与え、責任を押し付け他のです。

70歳に仕事なんてありません。企業にとっては重荷でしかないのです。

企業は中高年が高齢者になる前にリストラしようという算段なのです。

2019年TOYOTAの社長が、「終身雇用は維持できないかもしれない」と発言し話題となりました。日本を代表する大企業だけでなく、多くの企業で中高年のリストラがまさに今始まっています。

格差が広がる未来〜中流階級はいなくなる

テクノロジーの進化はかつてないスピードで我々の生活を豊かなものに変えている一方、私たちの仕事を奪っているのも事実です。

将来は自動運転や、AIなどのテクノロジーの発達によって、より多くの仕事がなくなることが予想されています。

結果、待っているのは“超頭脳労働者”と、”超単純労働者”に二分され、中流階級が存在しない社会の到来です。

例えばトラックの運転手。これまで荷物を運ぶことができればまあまあ年収を貰うことができました。

しかし、自動運転が普及すれば、”荷物を運ぶ”ことから”車に乗って荷物を見る”ことがミッションに変わります。

荷物番は超単純労働です。結果、これまでと同じような賃金を得ることができなくなり、中流階級からも追い出されてしまうのです。

これまで中流階級が多く、貧富の差がそこまで顕著ではなかった日本でも、明らかに差が出る未来が待っています。

米国のように、裸足で登校する子供がいれば、黒塗りの車にピカピカの革靴を履いて登校する子供がいるような格差社会の到来が目前に迫っているのです。

先進国1社会人が勉強しない国、「日本」

そんな状況下にも関わらず、日本の社会人は本当に能天気です。

総務省が行なった、社会生活基本調査によると、日本の社会人が学習・自己啓発に費やす時間は1日たったの6分

これはアジアでは勿論、先進国で最も低い水準。

日本の社会人は先進国で一番勉強していない“のです。

つまり日本の社会人は「平安京ができた年号」や、「台形の計算式」みたいなクソの役にも立たない知識を学習して以降、仕事時間でのインプット以外はほとんど勉強しない状態で、仕事に取り組んでいるというのである。

生き残るため、社会人は勉強が必須

私は新卒で入社した会社で一般的な社会人よりも勉強していた自負があります。

しかし、当時勉強をしていたのは将来に対して危機感があったわけではなく証券マンになり、相場や企業の決算等様々な経済情報を顧客に説明しなければならなかったため。

しかし、ある体験が私の社会人として勉強し続ける必要性を感じさせてくれたのです。

「会社の歴史的な大赤字」です。

会社が赤字になった時、確認するべきはそれが一時的なのか、今後も続きそうなのか。

明らかに我々のビジネスは、後者でした。

当時、アナリストが出しているレポートを読んでいた時に「構造的不況」というキーワードを見つけました。

これは景気循環の中で不況になっているのではなく、会社が利益を生み出す構造に無理があり、不況に陥ってる状態を指します。

私は変化の激しい時代の中で100年近く続いた企業のビジネスが崩壊する瞬間を目の当たりにしたのです。

先輩社員は当時頭を抱えていました。

彼らがこれまで学んできたビジネスモデルが崩壊寸前なのですからそれは頭も抱えるでしょう。

私が以前在籍していた会社だけでなく、多くの企業が社会の変化についていけず苦戦をしています。

そんな時代の中で、必要なことは学び続ける力です

慣れは心地が良いが良いです。

人間は慣れないことより慣れたことが好きです。

しかし、そこに成長はあるでしょうか。

時には環境を変えてでも、新しいことを学び続けなければ、社会から必要とされないお荷物ビジネスマンになってしまう時代が到来します。

現にあなたの職場にもPCやスマホが使えず、環境変化についていけていない年配社員の方がいらっしゃるのではないでしょうか。

義務教育の期間以上に社会人は勉強しなければ生き残っていけないでしょう。

それほど社会の進化のスピードは早まっているのです。

それでも社会人のあなたが勉強しないというのであれば、後輩社員にテクノロジーを活用できない先輩として煙たがられながら仕事をする未来が待っているでしょう。

社会人のための勉強方法と大切な考え方

ではどうしたら良いのかという質問が飛んできそうなので、回答させていただきます。

大切なことは学びの型を身につけることです。

昔はエリートの象徴だったMBAも今では必要かどうかさえ疑問視され始めています。

変化の激しい時代の中で、体系的に時間をかけて何かを学ぶ必要性が薄れているのです。

昨日使えた知識が今日は使えないということが今の社会ではあり得ます。

まづインプットの量を増やすことを意識してください。社会人がインプット型の勉強をする際に重要となるポイントは下記2点。

インプットにお金をかけない

最近は様々なオンラインスクールが台頭しており、誰でもお金さえ払えば簡単に学習できる環境が整っています。

しかし、情報に価値がつかなくなりつつある現代社会において、学習したい内容はネットにたくさん転がっています。

動画コンテンツも爆発的に増えました。まづはあなたが社会人として勉強したい内容を捉え、どこかに情報が落ちていないかひたすら探すのです。

全くお金をかけないというのも逆に非効率になる可能性もあるので時には少額でもお金を投じるのも良いでしょう。

有料型の記事コンテンツや、体系的に学習できる動画コンテンツサイト等がおすすめです。

私はかなり有名ですがUdemyを活用していました。

ピンポイントで動画コンテンツが探し出せ、コンテンツ自体もセール時は1200円程度で購入でき5時間というボリュームの動画が閲覧できます。

どこでも学べるオンラインコース /  Udemy

Udemy

知見のある人に聞く

周りの専門性を持った社会人がいて、かつあなたに指導してくれる方がいるなら、あなたはとてもラッキーです。

独学でも勿論学習はできますが、時間がかかります。

最短距離で学習内容の理解度を高めるためにはどうしても人から聞く必要があります。

そして知見を持った方があなたの知人であればお金を取られる心配もありません。

自分の友人がどのような仕事をしているのか理解しておくことがとても重要です。

いつもは愚痴を適当に聞いているあなたも、次の飲み会では熱心に話を聞いてみることをおすすめいたします。

しかしこれからの時代の学びの型とは、情報をインプットするだけでは足りません。アウトプットする力が何よりも重要になるのです。

アウトプットが中心の勉強を行う際に重要なポイントは下記3点。

情報を発信する

インプットではなく発信することが先決。

発信側に回ることで、当事者意識が芽生えます。

学びは人に伝えられてこそ価値があります。勉強を人に教えると自分の理解が高まるのと同じ原理。

アウトプットこそ最高のインプットなのです。

変化の激しい時代の中で、誰もが欲しがっているのは即時性の高い情報。

自分の中で吸収した学びを今その知識が使えるうちにTwitter、ブログ何でも良いので発信する癖をつけましょう。

最先端の具体的事例から学ぶ

一般論ではなく、具体的な事例から学ぶのです。

例えば、メールを活用したマーケティングについて勉強しようと思ったとき、メールマーケティングに関する本を1冊読もうと考えるのは間違いです。

あなたが、在籍している企業の商品を問い合わせし、送られていくるマーケティングメールを分析する方がより個別化された事例を学ぶことができます。

徹底的に”今成功している人”の行動を真似ることが爆速でキャッチアップするコツなのです。

体型化された知識はすでに過去の遺産になっていることが往々にしているのです。
今という時間軸に拘りましょう。

継続する

筋トレも英会話も始めるのは簡単ですが、継続するのが一番難しいです。
情報を発信し、足りない部分は最先端の具体的な事例から学ぶという良いサイクルができても継続できなければ意味がありません。

どんなことでも継続して突き詰めていると、いつかその道のプロになっているものです。

継続性を高めるコツは仕組み化にあります。

自分の意思を使わずにワークする環境を作ることが大切。

例えば、自由に予約できるオンライン英会話。あえて週の初めに1週間分のスケジュールを埋めてしまいましょう。そうすることで、1週間の間、あなたはDoするだけでよくなるのです。

どうしたら継続できる仕組みを作れるか必死で考えましょう。

社会人は勉強するだけで、偏差値の高い人材になれる

私が大学に在籍していた頃、周りで勉強している人はほとんどいませんでした。
実は私もその一人。

しかし、意識高く大学時代からインターン等に精を出していた人は、ビジネスマンとして卓越した知識を身につけています。

最近就活生とお話をする機会をいただいているのですが、インターン経験者と非経験者ではとてつもない差が出ています。

同じ現象が社会人でも起こっています。

学生時代どんなに優秀だった人も、一流企業に入社した途端、勉強をやめてしまいます。

みんな雇用は継続すると信じているからです。

クビはないと、安心し、大企業という安定した組織の中で「自分が仕事で多少結果が出せなくても他の人が稼いでくれるだろうしまあいいか」くらいの感覚で毎日を過ごしてしまうのです。

その結果、日本の社会人は平均6分しか勉強しなくなりました。

少し勉強するだけで、あなたは他の社会人を出し抜くことができるのです。

例え、東大に入れなかったとしても、甲子園に行けなかったとしても、ここで頑張り結果さえ出せれば大逆点のチャンスが待っているのです。

過去の成功にとらわれず、今の成功にとらわれることが大切なのです。

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