職務経歴書の嘘はバレる?/リファレンスチェックとは?

早速ですが、転職活動中の皆様「職務経歴書に少しくらいならバレないだろうと、虚偽の記載をしようと思っていませんか?」

中には盛りすぎてバレないかご心配されている方々もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は職務経歴書の虚偽・過大申告は、実際バレるのかどうか徹底解説させていただきます。

職務経歴書の嘘はバレる?

転職活動の際、必ず提出する「職務経歴書」

プログラマーや会計士等の専門職の方は再現性の高いスキルをアピールすることで自分を売り込むことが出来ますが、若手の営業マンは経歴を成績でアピールをするしかないケースが多いです。

現在人材・コンサル・金融等の無形商材を取扱う業界で働かれていて、転職を考えている方の中には、大した結果は出していないけれど、「バレないだろう」と職務経歴書では少し盛った記載をしようと考えている方も多いかと思います。

職務経歴書を過大申告して、転職活動をした人の事例

新卒入社 総合職 5ヶ月目 A君のケース

同業他社へ転職成功。まだ営業も始まっていない時期、トップセールですというとんでもない嘘をついて一部上場の競合他社へと転職。その後、競合他社である●●証券に就職していた同期から「そっちの会社でトップセールスだったらしんだけどこの人知ってる」と問い合わせが来て虚偽申告をして転職していたことを知りました。

新卒入社 総合職 4年目 B先輩のケース

外資系コンサル会社への転職に成功。経歴詐称に厳しいと言われている外資系ですが、内定を獲得していました。虚偽内容はとったことも無いCEO表彰・順位の過大申告です。大学時代からの先輩だったので、飲みにいった際に教えて下さいました。余談ですが、非常に人柄の良い先輩でした。

結論、若手であれば将来のポテンシャルを見込んでの採用になるので、大学・職歴等の大枠が違わなければ、申告された成績の真偽は確かめないという企業が多いのでは無いでしょうか。

しかし、現在日本の採用市場において、過大申告や職務経歴の不正を防止する為の施策が広まり始めており、実際に過大申告が原因で採用が中止になった事例もあったみたいです。

職務経歴の不正を防止するリファレンスチェックとは?

「リファレンスチェック」とは、中途採用を行う企業が、応募者の以前の同僚や上司らに問い合わせて、応募者の経歴や人柄を確認する手法のことです。

昔は金融機関等の就職活動では興信所を使って、入社する方の身辺調査を行うことが一般的で、近所の方への聞き込み調査等が行われていました。

しかし、リファレンスチェックはそういった信用調査とは目的が少々異なります。

リファレンスチェックの際たる目的は面接だけでは分からない、客観的に見た応募者の仕事振りや強みそして人間性を把握することにあります。

リファレンスチェックは、行う企業によって方法は違いますが、応募者側が候補者を指定して、行われるケースが多いと思います。

現在は個人情報保護の観点から、勝手に企業に電話をして、ヒアリングを行うということはほとんどないかと思います。

応募者側が指定した社員からのヒアリングは意味がないのではないかと個人的に思っていますが、日頃から上司や同僚と信頼関係を築けていない方にとってはこの調査は厳しい結果になる可能性があります。

リファレンスチェック体験談

私の場合、最終面接も終えてオファー面談も終えた後、リファレンスチェックが行われました。

「リファレンスチェックを行いますので、同意書の提出と上司の方2名と同期or後輩1名を紹介して下さい」との通達が来ました。

私の企業はリファレンスチェックを外注しており、企業のホームページを覗きに行くと小規模な会社で依頼単価:15000円と書いてありました。

「胡散臭い会社だなあ」と思いつつも、調査依頼の同意書を提出しました。

私は非常に可愛がってもらっていた先輩2人と、公私共に仲の良い同期1名にご対応をお願い致しました。

協力者の連絡先や30分程度面談対応ができる日時を対応企業に送りまして、後日面談が行われました。

質問内容

職場でのご活躍は如何でしたか。

強み・弱み

職場でどの様な役割を担っていましたか

チーム・個人どちらが向いていると思いますか

もう一度働きたいと思いますか etc…

どの様なことを聞かれたかは細く追求していないので、大まかな質門内容ですが上記の様なことを聞かれたそうです。

本当に細かな成績等についてのヒアリングはなかったそうなので、あくまで人物像の把握目的に使用されていたのかなと思います。

普段から職場での関係構築を大切にしよう

私の場合は円満退社もすることができ、ありがたいことに職場の同僚や上司に何度も送別会をして頂きプレゼントまで頂きました。

本当に感謝しております。

なので、リファレンスチェックも快く引き受けて下さり、ワッショイもしてくださいました。

ただ、お金を借りていたり、傲慢な態度で嫌われていたり、素行が悪い等、後ろ指を指されそうな方は注意が必要です。

表面では快く引き受けたふりをして、日頃の恨みをすべてぶちまけられてしまうかもしれません。

特に営業職などの個人で完結する仕事は、成果さえ出せば何でも許されてしまうといった風潮に甘え、後輩や同僚に悪態をつく人もおります。決して奢ることなく謙虚な姿勢で業務に臨み、社内の関係構築を大切にした方が良いと思います。

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