最近、大企業からベンチャー企業へ転職する人が増えているけど、なんでベンチャー企業への転職が注目されているのかしりたいな〜
はじめまして。新卒で入社をした大手金融機関を約2年半で退職して、働き方がとっても自由なIT企業に転職をしたドーパマンです。
あなたは現在の仕事にやりがいを見いだせず、今よりやりがいのある環境を探しているのではないでしょうか?
しかし、今の待遇や将来的なことを考えると、「やはり我慢をして現在の環境にとどまろう」とそんな考えをいったり来たりしているのではないでしょうか?
最近あなたの様な考え方を持った方が増えてきているのは事実です。
終身雇用は崩壊しつつある中で本当の意味で自分のキャリア形成をについて悩んでいる人が増えてきているのです。
本記事では大企業からベンチャー企業へ転職した私が「なぜ今ベンチャー企業が人気なのか?」また「ベンチャー企業への転職」についての情報ををお伝えさせていただきます。
こんな方にオススメしたい記事
・そもそもベンチャー企業ってなに?
・ベンチャー企業へ転職しようと考えている方
・ベンチャー企業へ転職するメリットを理解したい
ベンチャー企業への転職が人気な理由とメリットを解説
目次
ベンチャー企業とは?
そもそもベンチャー企業ってなんなの?中小企業と何が違うの?
実はベンチャー企業には明確な定義はありません。
大きな違いは、成長の速度だと言えるでしょう。
上場に向けて、人を積極的に採用したり、大切な株式を売却してでも外部から資金を調達しようとします。
膨らむ投資で、最初は赤字ですが、軌道にのった瞬間から上場までの成長速度は凄まじく、正にJカーブを描くことで知られています。
調査機関の中に外部からの資金調達をしているかどうかで、ベンチャーかそうでないか、線引をしているところもあります。
あなたが気になっている会社かどっちなのかを考える際の一つの指標にしてみてください。
勿論、本当に初期の頃は、資金調達をしていないのが普通なので機械的に抽出するのは危険です。
ベンチャー企業が人気な理由
理由は複数あると思いますが、大きな理由は「雇用や働き方への考え」が大きく変化してきているためです。
医療の発達によって、人間の寿命は長寿化し、イノベーションの進化は企業の寿命は短命に。
進化の激しい現代社会の中では、学生時代学んだことは10年後には大昔の話になり、誰もが「学び直し」を迫られます。
そんな中、一本道で一つのことを極めても、陳腐化すれば全く使えないスキルとなってしまうリスクを孕むようになってしまいました。
そのため横断的なキャリアが重宝されるようになり、終身雇用という幻想からの脱却に向けて、より成長できる環境を求めるビジネスパーソンが増加しているのです。
ベンチャー企業へ転職するメリット
不確実性の高まる時代だからこそ、ベンチャー企業へ転職するメリットは年々高まっています。
そんな中でもメリット・デメリットは把握するべきなので、以下、私の体験談を元にご紹介いたします。
ポジションが多い
軌道に乗ったベンチャー企業の成長率は凄まじく、中には倍々で成長する企業もあります。
成長期のベンチャーはとにかく人を採用する傾向にありますので、部下が出来やすいです。
経験値の高い人間が多少はいってこようとも、組織にはその組織の風土や人脈があるので、すぐに走り出せるという人間は少ないのです。
そのため、新卒であってもマネジメントをせざる負えない状況になったりと、年功序列で全く動きの出ない大企業とは比べ物にならない程のチャンスを得られるのです。
ルールに縛られない
大企業からベンチャー企業へ転職をすると、大企業の仕事の細分化がいかに効率的だったか理解することができます。
しかし、細分化された業務は、ルールだらけで自分の思考やアイデアが入り込む余地がありません。
正解の無い中で自分がルールメーカーになって業務を進めることができるのは、ベンチャー企業で働く醍醐味のひとつでしょう。
部門を超えたメンバーとの距離が近いので、事業全体への知見が得られる
ベンチャー企業では、一つのフロアに様々な職種の人間が集まり、全員が対話をしながら業務をすすめていきます。
例えば商品を開発するプロダクトチームや、利益を作りだす、マーケティング、営業、顧客サポート等のビジネスサイド、ファイナンスを担当するCFO等々です。
大企業では、垣根を超えた交流は経営企画等を除けば、全く無いのではないでしょうか。
細分化された業務だけを任されてると、ビジネス全体への解像度はいつまで立っても高まりません。
会社を運営する上で必要な業務の担当者と直接会話できることはビジネスの平衡感覚を鍛える上では非常に重要なのです。
意識の高いメンバーと働くことができる
ベンチャー企業に集まる人間は意識の高い人が多いです。
自己研鑽をするのが普通ですし、仕事に対して精一杯努力するのも当たり前です。
なので周りの人間から意識低いねと言われることはあっても、意識高いよねと言われることはありません。
飲みの席で仕事の話を辞めようよなんていうメンバーも少数。
常に自分を高め続けるなければ、いけない環境が用意されているので、仕事に熱中したい人にとっては、心地良い環境に感じられるはずです。
業務の幅が広い
仕事は自分で作りだすのがベンチャー企業。
気がついた課題が、自分の業務の範疇を超えていることも多々あります。
そんな時でも、人的リソースの少ないベンチャー企業では、仕事を引き受けるのは課題に気がついた人間。
細分化されていないからこそ様々な業務を経験するチャンスがあるのです。
貴重な人脈を形成することができる
ベンチャー企業の社員は、あるもの何でも使います。
個々の社員の持てる力すべて使って課題を解決していくのです。
社内の人間ではどうしても解決できない課題がある時は、社外の人間にお願いすることも多くあります。
大企業にいれば、社内のネットワークで解決できることが多いですがベンチャー企業はそうは行きません。
外部との関係の重要性を日々感じている為、人脈の形成に対して意識が向かい、ビジネうで重要な人脈が形成されるというメカニズムです。
ベンチャー企業へ転職しない方が良い人
逆にベンチャー企業へ転職しない方が良い人とはどのような人達なのでしょうか。
仕事への熱意がない人
成長したいとは思うものの、「私定時で帰ります」といったスタンスで仕事をする人は明らかにベンチャー企業には向きません。
時には、夜中までかかってでも仕事を成し遂げたいんだという熱意のある人でなければ、意識の高い集団の中で次第に疲弊していくことでしょう。
浪費家・見栄っ張り
金使いが荒い人も意外とベンチャー企業には向きません。
ベンチャー企業のスタートは、利益も出ていないので、給与が低いことが当たり前です。
そんな中でも浪費癖がすごい人は、お金が働くモチベーションになりやすく、仕事の割りに給与が見合わないと辞めていってしまう人が以外と多いのです。
お金のはあまり欲はないという人の方がベンチャー企業には向いています。
自分からボールを拾いに行けない人
ベンチャー企業では課題に気がついた人がどんどん仕事を作っていきます。
これは私の業務じゃないから引き受けませんといったスタンスで仕事をする人もベンチャー企業には向かないでしょう。
ベンチャー企業に転職するには?
大企業のようにネームバリューが無いため、ベンチャー企業に転職する為の情報収集は難易度が高いです。
また、人を育成している余裕のないベンチャー企業では即戦力が求められます。
大企業出身の方の中には俺の経歴でこんな名前も知られていないベンチャー企業の選考で書類すら通らないのかと驚く方も多いです。
ベンチャー企業への転職はある意味大企業への転職よりも難しいです。
自分ができることを説明できるようになろう
ファーストステップとして、自分が会社に発揮できるバリューを説明できるようにしましょう。
どんな肩書があっても、ベンチャー企業では評価されません。
自分の経験がなぜ、転職先の企業で役立つのかロジカルに説明できるようにしましょう。
お金の管理を徹底的に行うこと
ベンチャー企業へ転職すると、待遇面等は期待できない為、日々の資金面で苦労する方々も多いです。
特に外資系企業から転職してきた方は「最近家賃の低いマンションへ引っ越したんだよね〜」と虚しい話をされる方もいます。
今自分は固定費がいくらかかっていて、転職をしたらどれくらい自由に使えるお金があるのか。
また、固定費をもっと下げられないか等、お金の管理を徹底して行う必要があります。
リスクを理解すること
規模にもよりますが、創業されて間もないベンチャー企業はかなり倒産します。
また、事業が苦しくなり、事業譲渡されてしまったりした会社をたくさん見てきています。
私が転職活動時代、あるスタートアップ企業の代表と面接をしたことがありました。
その時、「判断スピードが大切で、今すぐ来てくれるくらいでないと厳しい」と言われたのですが、判断できずその会社へは転職しませんでした。
現在の会社に転職をして3ヶ月が経過した頃、スタートアップに関するニュースを見ていたらその会社が事業を譲渡したというニュースが流れてきました。
その当時いたメンバーの多くが別の会社に転職をしており、メンバーの一人が、私の会社の面接にまで来たのです。
ベンチャー企業への転職はリスクがあるということを理解しておきましょう。
ただ、以よりもベンチャーでバリバリ働いている人の評価は高まっています。
会社が倒産しても、売却されても、そこで働いていたメンバーを欲しがる会社は無数にあります。
もっと、もっと流動的になることを私は願っていますが。
メリットデメリットを把握してベンチャー企業へ転職しよう
ベンチャーへの人気が年々高まっているとはいえ、向き不向きがあります。
自分の求める環境が何なのか、どういう環境が自分にあっているのか等々、しっかりと理解した上で転職活動を行いましょう。
ブームや流行で職を決めるのは一番よくないですからね。
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