心理学を利用して面接官に好印象をもってもらう方法はないかな〜
はじめまして。新卒で入社した大企業を約2年半で退職をしてベンチャー企業へ転職をしたドーパマンです。
アピール出来るエピソードが少なくて困っている方いらっしゃると思います。安心してください。私も何も考えず面接に挑んでいた時は不採用ばかりでした。
そこから何が駄目なのか必死で分析し、あるテクニックを身に着けました。それからは嘘の様に面接が通過する様になりました。
そのテクニックとは、ズバリ「面接官に好印象」を与えることです。
面接は本当に属人的な判断に任されていて、面接官が良いなと思ったら、上司に紹介し、上司も素晴らしいと判断したら、採用という流れが基本です。
能力が無くても、面接官が「この人良いな」という感情を誘発できれば採用にグッと近づけるのです。
このスキルは新卒の就活時代に身につけたものですが、証券マン時代、顧客に好印象を与える為にどうすれば良いのか言語化したものを「面接心理学」と題してご紹介させていただきます。
本記事をオススメしたい方
▶︎面接官に良い印象を与えたい方
▶︎面接が上手くいっていない方
▶︎面接心理学を学びたい方
本記事では、初対面の面接官から好印象を得るためのテクニックを7つご紹介いたします。
目次
面接で使える7つの心理学
面接時にこの7つを意識するだけで、与える印象を劇的に変えることが出来ます。
最初に好印象を与える為に必要な心理学の知識を一つ
面接に臨む方なら必ず知って置かなければならない心理学用語があります。
それが「メラビアンの法則」
メラビアンの法則とはアメリカのアルバート・メラビアンが提唱した説で、人間は相手の感情を推し量る際、そのほとんどを非言語的な要素に頼っているという説です。
衝撃的だったのは、コミュニケーションを行う際、人間が重視していた項目の割合です。
【メラビアンの法則】
▶︎話の内容からの印象は、7パーセント
▶︎声からの印象は、38パーセント
▶︎見た目からの印象は、55パーセント
つまり、人間は人の感情を判断する際、相手の話す内容をほとんど重要視していないということです。
当時日本では『人は見た目が9割』という本が出版され大ベストセラーとなり、衝撃を与えました。
今回はこの法則を利用し、非言語的なコミュニケーションによって、面接官の好印象を獲得する7つの方法をご紹介致します。
1.清潔感を磨く
【毛】
男性であれば、髪・髭・鼻毛・眉毛等の手入れは勿論大切ですので徹底的に行って下さい。
差がつく部分としては、「腕毛」です。抵抗が無ければ剃って置くことをオススメします。面接官の中には女性もおり、スーツの上からはみ出た腕毛に不快感を抱く人もいるからです。
前職時代のトップセールスだった上司は、脱毛サロンに通い腕毛を脱毛していました。
【爪】
時間があれば磨いて下さい。爪がピカピカの男性はあまりいないので差別化できます。手は視線の集まる部位ですので、しっかり整えることで大きな印象アップが期待できます。
私の保険を担当してくださっている外資系生命保険会社のトップセールスマンは、頭のてっぺんから足のつま先まで一切油断しない方で、爪も綺麗に磨いていました。
【服装】
人間に好印象を与える色はニュートラルカラーです。色にはそれぞれ、相手に与える印象があります。
中でも青というのは清潔感・知的・信頼・真面目といった面接で与えたい印象を兼ね備えた色です。
営業の猛者が集まる外資系保険会社の営業マンも青いスーツを着ている人が多いです。
印象心理の最前線では好んで使用されている色なので、服装選びで悩まれている方は青系統のスーツを着用されることをオススメします。
【靴】
磨いて下さい。その際、靴にはあまり良くないのですが、簡単に光沢が出せるものが売っていますので、是非使用してみて下さい。
ピカピカなのはちょっとというかたは、相手にも磨いているということが伝わるくらいが丁度良いと思いますので、臆せず磨いて下さい。
【口臭・体臭】
面接会場によっては凄く面接官と距離が近い場合があります。面接前には歯磨き、口臭スプレー、口を潤すということ必ずしましょう。
また、夏場の面接は汗ばみますので、体臭を抑えるシャツや、匂い菌を殺すスプレーを必ず持参しましょう。
2.笑顔を意識する
皆さんは「好意の返報性」という心理学用語をご存知でしょうか?
人は自分に好意を抱いている人には、同じ様に好意を抱きやすいという法則です。
人を好きになってもらう為には自分が相手を好きになる必要があり、もっというと相手に自分の好意が伝わらなければ自分に好意を持って貰えないということです。
簡単に相手に好意を伝える方法が笑顔です。笑顔には「楽しい」「嬉しい」といったポジティブな印象を与えることが出来、あなたに好意を持っていますという印象を与えることができるのです。
また、人間には目の前にいる人間が敵か仲間かを判別する機能を持っています。
初対面の相手に対しては、人間誰しも不安感を抱きますが、笑顔を見ることで、仲間だという認識がされ、不安感が好感に変わるのです。
世界の共通言語は「英語」じゃなくて、「笑顔」なのです。
3.ジェスチャーを使おう
ジェスチャーを用いることで、話の内容を視覚的にも訴えることができるので、相手に与える印象を大きくすることが出来ます。
ポイントは普段話す時よりも、少し多くジェスチャーすることを心がけることです。
ただし、話の内容との相関関係がしっかりしていること、やりすぎないといった所に気をつけなければなりません。
全くジェスチャーに慣れていないという方は、自分の中で繰り返し使用することができるジェスチャーを予めインプットしておくということです。
例えば数字をアピールしたいときは指を使用するとか、大きさを表現したい時は両手を使って円を書く等です。
普段からパターンをいくつか用意しておき、不自然にならない様に慣らしておきましょう。
4.声のトーンを変えよう
人間には、音のトーンで危険を察知する能力が備わっています。
例えば、低い声には「脅威」や「恐怖」といった印象を与える効果があります。
男性が成人になるに連れて声が低くなるのは、集団を守らなければならないからです。ヤクザも威嚇するときはドスの効いた低い声が特徴的ですよね。
逆に高い声は「子供の象徴」だと言われています。聞き手には「守るべき存在」であるといった認知機能が働きます。
女性が好意的な男性に対して、声のトーンが高くなるのは、無意識に「守るべき存在」になりたいといった深層心理が働いている為です。
では面接での声のトーンはどの様に調整すれば良いのでしょうか。
それは、相手に合わせることです。
これは「ミラーリング」という心理的効果を利用しています。人間は自分と同じ様な境遇や趣味、行動を取る人間に、親近感を覚えるのです。
これは、目の前の相手の行動を真似るだけで簡単に実践できます。
声のトーンを合わせるのも「ミラーリング」の効果を狙ったものです。
相手のトーンに合わせる際のポイントは、相手の声がどのパターンなのかを見分けることです。声のパターンは主に下記に分類された項目の掛け算です。
声のトーンは3つの要素の掛け算
1 高い or 低い
2 大きい or 小さい
3 早い or 遅い
この3要素の中で相手がどのパターンなのかを見極め、合わせていくことが大切です。
最初のうちは普段の会話や友人をイメージして、自分のパターンや友人のパターンはどこに位置してるの考える訓練をしましょう。
5.視線を操る
相手の目を見て話す割合は全体の30-50%程度が適切です。
目を見て話すことで注目・興味・好意・尊敬などが伝えられるいっぽう、長時間凝視すると敵意・支配・攻撃・疑惑などのマイナス感情を抱かせることもあるため、時には視線を逸らすことが重要です。
昔から相手の目を見て話しなさと言われ続けてきましたが、ずっと目を見て話されたら不快感を感じませんか?
目を見るのは、「挨拶」や「熱意を伝えたい場面」等のここぞというところだけにしましょう。
視線はどの様に外せば良いのでしょうか。
視線の外し方
▶︎ヒアリング時:相手の口元
▶︎スピーキング時:相手の鼻と口の間 / やや下
ポイントは相手の目が合うか合わないかのポジションをとることです。話している時やや下に視線を外すのは、ジェスチャーをしている最中が効果的です。ジェスチャーをしている際は、手に視線が集まります。
ここでいう手は、商談でいう所のプレゼン資料の様な形になります。優秀な営業マンは顧客との商談の際、やや下を向いて資料の説明をしています。これは相手に対して真摯なイメージを与えることができる為です。
逆に上に反らしたりすると時間を気にしている様な形になりますし、横はノーを意味している為印象を悪くしてしまうので注意が必要です。
6.相手の名前を呼ぶ
人間には「承認欲求」という、人から認められたいという欲求があります。
実はこの「承認欲求」、名前を呼ばれるだけで満たされてしまうのです。
名前を呼ぶことで、面接官の承認欲求を満たし、心理的に好印象を与えることが出来ます。
私は、さらに相手の承認欲求を満たすべく、あらかじめ面接官の記事や、情報を収集し、初めてお会いした際に「お会いできて光栄です。先日〇〇という記事を拝見しまして〜」という掴みを必ず行う様にしていました。
これは営業の世界でもかなり使用されており、先方の情報収集を徹底的に行い「先日〇〇社長の〇〇というお話をお伺いしまして〜」なんて掴みから入り、承認欲求を満たすことで、気持ちよくなってもらうことで契約に漕ぎ着けるのです。
またアポイントの成約率も、名前を呼んでいる方が高くなるという結果があります。
相手へ好印象を与えるテクニックとして非常に有効だと思います。
7.リアクション
実は会話の主導権を握っているのは、「聞き手」です。
会話というのは聞き手が存在しなければ成り立ちません。
自分が一生懸命話しているのに相手がスマホをいじりながら話を聞いていたら、「話し聞いてないんじゃないかな」って思って話しをするのを辞めてしまいますよね。
逆に、凄く良いリアクションをとってくれる人にはドンドン話したくなりますよね。
相手の話をしっかり聞いてますよという姿勢は、自分に興味を持ってくれていると感じさせることができる為、相手に好印象を与えることができます。
注意しなければいけないのは、面接官の太鼓持ちをするという訳ではないので、「さすがですね」とか「素晴らしですね」といった相槌は適していないということです。
ではどのようなリアクションを取るのが最適なのでしょうか。
私は面接官と会話をする際、3つのリアクション方法を使っていました。
1.うなずき
「うなずき」は簡単そうに見えて、奥が深いです。
何気なく会話で多量しているうなずきには「会話のストレス低減」や「好感度を上げる」という心理的な効果があります。
日本人は会話の際、欧米人よりも2倍うなずくと言われています。
これは日本人が和を大切にする為、仲良くする為に無意識に行なっているのです。
ポイントは相手の会話を邪魔せず、相手のリズムに合わせるということです。
話し手に合った、心地の良いタイミングでのうなずきは、波長があっていると心理的に感じさせることが出来、好印象を与えることが出来ます。
2.相槌
相槌は大きく3パターンに分類できます。
①同調
「はいはい」「そうですよね」「おっしゃる通りです」といった、相手の話に同意している感を出すタイプの相槌です。
②感嘆
「へえー」「ええー」「はあー」「ほー」といった上田晋也さん風の相槌です。相手の話しに対して感情が表に出てしまった感を出す相槌です。
③促進
「それからどうなったんですか?」「その後は?」といった、相手の話を加速させる相槌です。
3.オウム返し
オウム返しは「相手の話をちゃんと聞いています」というアピールをすることが出来、「安心感」を与えることが出来ます。
また、オウム返しを行うことで、同調している感覚を与えますので、相手からの好印象を得やすいです。
方法は簡単です。相手のいったことを繰り返すだけです。相手が「昨日〇〇にいきまして〜」といった場合、「〇〇に行かれたんですね!!」とそのまま繰り返すだけです。
リアクションは逆質問やフリートーク面接で非常に役に立つと思います。
面接心理学を活用して、転職を成功させよう
以上7つの方法をご紹介致しました。
非言語的なコミュニケーションは意識することで、誰でも上達させることができます。
IQを上げるとかそんな話では無いのである意味イージーです。
また、皆知識的には知っているけど、面接の場面で実際に使用できている人はいないので、大きく差がつけられるのでは無いでしょうか。
是非、うまく活用して面接を有利に進めて下さい。
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