２０代での転職活動に悩んでいる方が参考にするべき情報

２０代で転職をご検討されている方は恐らく人生初めての転職になるかと思います。

はじめてのことにチャレンジするのですから迷って当然。

私は２５歳のときにはじめて転職を経験したのですが、当時はかなり迷いました。

本記事では２０代で転職した私が、同じく２０代で転職するかどうか迷っている方に向けて少しでも有効な判断をしていただけるように情報をご提供いたします。

転職を経験し、それなりに成功だったと思っている私は「２０代で転職を迷っている人は迷う時間が勿体ない。さっさと転職をするほうがいいでしょう。」

といいたいところですが、実際には２０代での転職で失敗している人も数多くみています。

２０代で転職に迷っている方は、自分の状況や２０代で転職を経験するメリット・デメリットを把握した上で、賢明な決断をする必要があるでしょう。

２０代が転職に悩む理由

なぜ、２０代は転職するか迷うのでしょうか。

現代社会では転職は一般的になり、むしろ一社で定年を迎えるほうが珍しい時代になりつつあります。

精神的に追い詰められる環境であったり、劣悪な労働を強いられる環境である場合、例え２０代であっても、迷うことなく転職することができるのではないでしょうか。

しかし、「転職をしたいのに踏み切れない」という人の中には捨てきれない「なにかが現職にある」のかと思います。

私は転職をしたいと思ったのは入社から１年たったとき。

実際に決断をしたのはその１年半後でした。

当時私が転職に踏み切れなかった理由は恐らく他の多くの２０代の方にも共通することでしょう。

悩みは大きく捉えすぎと、何に悩んでいるのか理解できなくなり、脱出が困難になります。

なぜ、自分が悩んでいるのか最小単位で捉えることは、悩みから脱出するためのキーポイントになります。

転職に踏み切れない方の多くは下記ポイントで悩んでいるのではないでしょうか。

①「忍耐力が足りないのではないか」と思っているため

「忍耐が成功へ繋がる」と考えている方は、「今の環境を変えることが逃げること」だと考えている可能性があります。

「結果がでないから辞めたい」とか、「人間関係が上手くいかないから環境を変えたい」「結果を残していないからやめるわけにはいかない」と思っている方は特にこの傾向が強いのではないかと思います。

「職場を変えることは簡単でも、同じことが次の職場で起こった場合、私はまた逃げる選択をするのではないか」

「あと数年耐え、忍耐力を鍛え、同じことが起こっても対処できる人材になろう」と考えていませんか？

確かに忍耐力が不足している可能性もありますが、見方を変えれば決断が早いとも言えます。

我慢をすれば結果がでるわけでもないし、

センスがないのに耐え忍んだ結果、鳴かず飛ばずの中途半端な人材になる可能性だってあるわけです。

忍耐=成功という間違った考え方を改め、自分にとって正しい選択を判断する必要があります。

②「転職をすることに対する世間の目」が気になるから

「折角良い会社に入れたのになぜやめるの？」

転職を考えていることを打ち明けると必ずといっていいほど言われる言葉。

就職先や転職先を検討する上でこの世間の目程厄介なものは無いでしょう。

転職を考える際、真っ先に思い浮かぶのは周りからどう見られるのかということ。

私に期待をしてくれていた親や友人・そして同僚やこれまで一所懸命育ててくれた先輩社員の顔。

「みんな私が転職をすると伝えたらどんな顔をするのだろうか」と考えただけでも転職という二文字が遠のいてしまうのです。

しかし、あなたの人生に責任を取れるのはあなただけです。

人の期待に応えて生きるのも良いですが、自分が本当にどうしたいかを考えることが大切です。

③「現職の環境に多少は満足している」と思っているから

転職したいけど、現職でのワークライフバランスや待遇等、それなりに満足しているケースです。

「会社の同僚や先輩・お客様に恵まれて、仕事はそれなりに楽しい。」

「家賃も会社が払ってくれて、安定している。」という方は転職したくても、中々踏み切れないのではないでしょうか。

加えて、「今任されている仕事もキャリア形成に役立つ」方はなおさら決断できないのでないでしょうか。

現状に多少なりとも満足感はあるものの、転職したいと考えている人の多くは、転職する理由や、やりたいことが明確に定まっていない場合がほとんどです。

なんとなくで転職を検討するのは、転職に失敗しやすい原因のひとつです。

２０代で転職に迷う方の多くは、情報量や経験値が非常に少ないからです。

モヤモヤした理由で転職をすると、自分が期待していた転職先ではなかったと、転職をしてから後悔する可能性があります。

「なぜ今のタイミングで転職を検討するのか？」・「なぜ転職をしたいのか？」しっかりと考える納得の行く結論を導きだす必要があります。

④「会社のブランド」を捨てるのが怖いから

会社のブランド力には恐ろしい力があります。

会社名だけで、信用してもらえたり、女の子にモテたり、ローンが大量に組めたり、しっかりしている人だと思って貰えたり・・・

私も実際、ブランド力の恩恵をかなり受けてきました。

社会にでると、ブランド力の大切さを痛感させられる機会は多いです。

簡単に捨てるという決断はできないでしょう。

しかし、ブランドの力に頼りすぎた人間は自分を過大評価してしまう末路が待っています。

自分はブランド企業に勤めているのだから、仕事ができるはずだと錯覚してしまうのです。

大切なことは「ブランド名で評価して貰う」のではなく、「自分の名前で評価してもらう」こと。

ブランドを着飾っただけの人生は、失った時きっと惨めな人生が待っているはずです。

⑤「転職先が現職より悪くなる」と思っているから

転職先の企業が現職よりも良い企業である保証はありません。

２０代で転職に悩む方々の多くは、経験が浅く、企業を見る目が肥えていません。

そのため、間違った会社を選んでしまう可能性は高いといえます。

そんな不安を抱いた上では転職するのが怖くなるのも当たり前です。

しかし、職場環境が良くなったり悪くなったりするのはサラリーマンが抱えなければならないリスクの一つ。

現職でも今の環境が続くとは限りません。

上司が変わったり、移動で嫌な仕事に配属されたり、環境の浮き沈みがあるのはサラリーマンの宿命。

でも、環境に左右されないだけの力があれば、そんな悩みは吹き飛ぶでしょう。

環境をかえることで理想の自分に近づき、環境に左右されない力を手に入れることを目標にするのです。

⑥「転職を経験したことがない」から

経験したことがないことを経験しようとする時、人は不安になるものです。

新卒でベンチャー企業や創業期に入社した人以外、周りの社員は、ほとんどが転職未経験者ではないでしょうか。

また、２０代であれば、友人の中にも転職経験者が少ないわけですから、転職後の世界を知るすべが限らている。

自分も周りも転職の経験がないのであれば、イメージも湧かないことでしょう。

転職に不安を抱いている方は、実際に転職をした人に話を聞くのが最も有効です。

もし、あなたの職場から希望する業界や企業に転職した人がいるのであれば、一番ベストです。

私も先輩社員に転職した人の紹介を依頼し、OBに話を聞きにいっていました。

OBの話は、自分と境遇が近いのでイメーがしやすかったです。

また、大体の人が楽しそうにやっていることがわかり、未知だった転職が段々と身近なものにかわり次第に抵抗がなくなりました。

２０代で転職した方が良い人の特徴

私は２０代での転職を成功だったと思っています。

私の周りにも転職した友人が多くいますが、「転職をしてよかった」といっている人にはいくつかの共通点があるように思えます。

その共通点をお伝えしていきたいと思います。

① 好奇心が旺盛な人

大学時代から好奇心が旺盛で、いろいろなバイトを経験したり、ボランティア・サークル・インターン・留学・旅行とどこにそんなバイタリティがあるのか不思議な方がいませんでしたか。

そういった方の大半が飽き性で、ある一定期間がたつと大抵のことに飽きてしまうのです。

転職をしたいという理由は「飽きたから」といった軽薄な理由なのですが、「飽き性な人は転職に向いている」かと思います。

好奇心が旺盛な人は、今の環境にいても飽きたといった状況がすぐに変わることは無く、毎日が退屈に感じ、結局どこかで転職をするでしょう。

職を転々とするリスクはあるのですが、好奇心が発動している間のキャッチアップスピードは早く、大抵のことはすぐに身につけることができるので、環境を変えてもすぐに戦力になることができるはずです。

② 自分のキャリアを自分で切り拓きたい人

「社内で働きたい部署はあるけど、いつ転職できるかわからない。」

「働く場所も、部署も人事任せではなく自分で決めたい」という方。

転職は上手く活用することで自分の思い描いたキャリアをスピーディーに構築することのできる強力な手段になります。

転職の決断は年齢を重ねれば重ねるほど難しくなるもの。

２０代のうちに転職でキャリアアップをするという経験を積んでおくことで、
自分のキャリアを自分でコントロールする力が身につきます。

転職活動をしていると自分の市場価値がいやという程わかります。

社内の出世だけに目を向けてキャリア構築しようとしていると身につけづらい視点でしょう。

「今の自分ができること、できないこと。」

「何を経験したら自分の市場価値があがるのか。」

求人と自分の立ち位置面接を通じて把握する能力が格段にあがっていくのです。

求人と自分の現状のギャップが把握できているので、キャリア構築の戦略が立てやすくなります。

社内で経験できるなら機会を求めるといった動きや、社内では難しければ社外に求めるといった動き方が自然とできるようになります。

③ 今の環境では全く成長できないと思っている人

現状の環境で成長感じられていないのであれば、部署異動や、公募に合格しなければ、同じように成長を感じられない日々を過ごすだけでしょう。

年功序列がこのまま続けばよいですが、永続することはないでしょう。

今、コンフォートゾーンにいて、それなりに給料をもらってなんとなく日々を過ごしている方々は将来も仕事にありつけるかわからない時代です。

新しいテクノロジーや、社会の変化に対して必死でキャッチアップしていく姿勢がないと、あなたが父親や母親にスマホの使い方を教えているように、これからの世代の人々にオンブに抱っこでただ歳を重ねただけのお荷物社員になってしまうでしょう。

２０代というエネルギー溢れる年齢から、コンフォートゾーンにいることになれてしまえば、今後も楽な環境へ流れる癖が身についてしまいます。

現在成長できていないという実感があるのであれば、すぐに環境を変えるべきだと思います。

成長を感じられなかった方の多くが成長を実感できる環境へ転職することで、
満足しているというケースは多く目にしています。

２０代転職、迷ったときに参考にするべき情報

２０代での転職は情報を制することができるかどうかが成功の鍵を握っています。

そこで、２０代での転職に迷っている方が判断の材料にするべき情報をお伝えさせていただきます。

① ２０代で転職を経験するメリット

メリット・デメリットの把握は「転職」という大きな決断をする上で非常に重要な材料になります。

まずは２０代という若いうちに転職を経験するメリットからお伝えさせていただきます。

１.若いうちに人より多くの経験が積める

転職は、働く人や場所、場合によっては業界や職種とかなり環境が変わります。

同じ人と同じような業務を回しているだけの日々よりも圧倒的に多くの経験を積むことができるのです。

新卒で入社したとき、あなたも今の環境になれるので大変ではなかったでしょうか。１年２年と経過するにつれて楽になっていきませんでしたか。

転職には、新卒で入社したときと同じような負荷がかかります。

新しく働くひととのコミュニケーションや、会社の文化を理解した行動をすること、商材やオペレーションの理解と覚えることが膨大にあります。

しかし、この環境変化に適応しようと必死で行動してきた方は、多くの経験値を得ることができます。

この経験は繰り返していると自然と、新しい環境に適応する力やノウハウが身についくものです。

例えば、新しい環境に来たばかりで自分の意見を通すためのノウハウや、すぐに信頼を勝ち取る方法が肌感覚で身についていくのです。

２０代でこの経験に慣れてしまうことで年齢を重ねてもちょっとやそっとの環境変化ではものともしない、免疫をつけることができるでしょう。

２.若くして幹部候補になれる可能性がある

これは会社の体質やカルチャーにもよりますが、実力次第では２０代でも幹部なれるチャンスがあります。

中途採用を行っている会社は、行っていない会社に比べて新陳代謝が激しいです。

新しい社員が毎月のように入社をしてくるのです。

そんな環境にいると３年在籍しているというだけで古参扱いされます。

花がさかないまま、古参扱いされるのは恐ろしいことですが、古参になると、それなり社内での人脈も厚くなり、下に人がついたり、大きな仕事を任せて貰えたりと、信じられないスピード感で成長することができます。

年齢を重ねる前にこのポジションにつけることは２０代で転職を経験する大きなメリットだと思います。

３.２０代というだけで様々なチャンスを貰える

若いというだけで、先輩社員がジョブ機会をくれます。

これは若手に任せるというカルチャーがある会社では当たり前のことですが・・・

年齢を重ねて転職をすると自分でジョブ機会を創出するのが当たり前になるので、仕事を振ってもらえるなんて甘いことはありません。

しかし、このジョブ機会を創出していくというのは簡単にできないのです。

過去の成功体験に余程の自信があればよいですが、新参者で過去の成功体験をいきなり振りかざすのも気が引けます。

それに、社内での人脈もないですから、ヘルプもあまり期待できません。

そうなると簡単にはジョブ機会をとることができず、中途半端な立ち位置で終わってしまうのです。

ジョブ機会を振って貰えるということは２０代で転職をする大きなメリットなのです。

４.若気の至りで頑張れる

転職後は新しい環境になれるためにかなりのエネルギーを消耗します。

新しい職場で皆からの信頼を獲得するためには、目標へのハイタッチ達成も必須となります。

結果を出すためにどうしても一定期間は負荷を掛けて仕事をする必要があるのです。

２０代であれば、２轍３轍もなんとかなります。

若気の至りで頑張れるのです。

５.２０代なら転職に失敗しても、再チャレンジ可能

もし、２０代で転職に失敗してしまっても、問題ありません。

またチャレンジするときは２０代で再チャレンジできるでしょう。

ある程度キャリアを積んで転職したのち、転職先と馬が合わずに短期離職というのは怖いものでしょう。

未経験であればやはり若い人が採用される確率が高く、次の宛がないといった自体を防ぐことができることはメリットでしょう。

② ２０代での転職を経験するデメリット

２０代で転職をするか迷っている方は、デメリットも知っておくべきでしょう。

マイナスになるポイントもしっかりと把握して決断をする必要があります。

１.勤続年数の低下で社会的信用が落ちる

融資の審査や何かしらのクレジット審査を受けた方は、「勤続年数」の欄に記載した経験があるのではないでしょうか。

勤続年数が短いということは、社会的信用が下がってしまう可能性があるです。

不動産投資を考えている人やこれからマイホームのローンを組むという、人生設計をしていた人は審査がおりなくなる可能性がありますので注意が必要でしょう。

またクレジットカードの審査等には影響はほとんどないでしょう。

２.年功序列の恩恵を受けにくくなる

年功序列は非常に優れたシステムです。

会社に在籍して年数さえ稼げば、仕事ができなくても年収が上昇していくのです。

また年功序列の企業は社内の新陳代謝が悪いでの人の入れ替わりが少なく、

仕事ができなくてもそこまで悪目立ちしないのも良いところ。

しかし、しわ寄せは若手社員にくるので、新卒で入社して数年間は低賃金で働かなくてはなりません。

現在低賃金で働いている若手社員の方は、転職してしまえばこれまで積み上げてきた年功序列の恩恵が受けられなくなるため損をした気分になるでしょう。

３.ジョブホッパーになるリスクがある

もし転職先が自分の期待とあわなかったということで、ジョブホッパーのレッテルが貼られてしまいます。

私は常に転職活動をしていますが、どうしても短期離職のレッテルは悪く捉えられてしまいがち。

雇う側の立場にたって考えたらすぐわかることなのですが、企業は短期で離職されてしまうと初期にかけた育成コストが回収できなくなるので、マイナスなのです。

勿論雇われる側は短期間でスキルが身について成長できるのでプラスなのですが、雇用者と労働者ではプラスとマイナスの関係になっているのです。

そのため、ジョブホッパーになってしまうと、今後サラリーマンとして生きていくと決めている方にとっては仕事探しで苦労する可能性があるのです。

４.経験値が少なく、会社の選択を間違える可能性がある

２０代で転職するかどうか迷っている方は間違った判断をしやすいです。

３回目の転職で漸く自分にあった会社が見つかると言われていますが、やはり色々な世間を見て目が肥えていないと会社選びに失敗してしまう可能性が高いかと思われます。

焦って転職するのはご法度です。焦っている時は冷静な判断ができなくなるものです。

たとえ経験の浅い２０代であっても、入念な情報収集を行えば間違った選択をする可能性は低いでしょう。

５.スキルが乏しく、転職先で苦労する

転職というのは新卒とは異なり、育成というよりも戦力になる人材を外部から探してくるという意味合いの方が強いです。

最近は以前よりも第二新卒という枠でポテンシャル採用を行う企業も増えておりますが、ポテンシャル採用であっても、前職の経験は多少加味されているように思えます。

そのため、中途採用で入社をすると周りの人材の経験値が豊富な中で、他の中途採用者と比較をされながら仕事をすることになります。

２０代はガッツと気合いはありますが、まだまだスキルという観点では劣るものがあります。

しかし、第一印象はビジネスの世界では非常に重要です。

「仕事ができる」とファースト段階で思われた人にはどんどん仕事が回ってきますが、使えないと思われた人に仕事は任せてもらえません。

例え、転職したばかりという状況であっても、初速から高い成果を出すことは非常に重要です。

しかし、相対的に能力の高い人が周囲にいると、競争率はあがるため、仕事ができると思わせるのも一苦労です。

２０代での転職に迷っている方は、必死でキャッチアップする必要があるということは心得ておく必要はあるでしょう。

③ ２０代で転職をしなかった方は後悔するのか？

コーネル大学の研究によれば、人間の後悔は「やらなかった後悔によるものが７５％」との研究結果があります。

あなたの過去の後悔はどうでしょうか。

２０代で転職を迷っている方は、する後悔よりも、やらなかった後悔を無くすべきだと思います。

勿論転職をして後悔することもあるでしょう。

ですが、行動起こし失敗した人の体験談は哀愁がただようもの。

きっと次のチェレンジの糧になるでしょう。

④ ２０代で転職を経験した方の体験談

研究結果と照らし合わせて考えるのであれば、残りの２５％は転職をして後悔をしていることになります。

実際私の周りにも転職に失敗した人は多くおり、可能性としては０ではないのです。

２０代での転職に悩んでいる方は、なぜ転職に失敗したのか体験談を把握しておくと良いでしょう。

自分が同じ轍を踏まないように教訓にすることができるでしょう。

後悔の体験段はブログ等で数多くの情報が公開されており、twitter等も含めれば、いくらでも閲覧可能です。

全ての情報鵜呑みにするのは良くないので、偏った情報収集にならないようにだけ注意しましょう。

2019年11月2日大企業からの転職、後悔していることベスト５を大公開

２０代が転職で迷ったとき判断材料にしてはいけないもの

２０代で転職に悩んでいる方が絶対に参照してはいけない情報もあります。

ほとんどが当てにならない情報で、もしこうした情報を元に意思決定をしてしまえば、将来後悔することになるでしょう。

① 上司・友人等の転職未経験者の意見

世の中にはドリームキラーと呼ばれる人々がいます。

彼らは、不確定で予測できない未来に対して常に懐疑的なのです。

例えば「飲食店を開こうと思う」といえば、「飲食店なんか儲からない」といい、「ITビジネスを立ち上げる」といえば、「リスクが大きいし、競争が激しい」というのです。

彼らは評論に関しては一流ですが、行動を起こすことに関しては盲人以下の人種です。

そういう人に限って、自分の実体験に基づいた意見ではないケースが多いです。

あなたが「転職を検討している」と職場で言えば、転職未経験者の多くは否定をしてくるでしょう。

しかし、それは転職経験していない人の意見で決して参考にしてはいけません。

彼らは転職したあとの世界を知らないのですから。

転職を経験している人であっても参考になる情報を提供してもらえるわけではありません。

未来は誰にも予測ができませんから。

② 将来的な報酬やジョブオポチュニティー

「将来を約束されていたにも関わらず、それを捨てて〜」という記事をよく拝見します。

しかし、約束された将来などどこにもありません。

将来の年収１０００万を捨ててなどという未確定だったものを捨てるという表現は正しくないと思います。

なので、このままこの会社に努めていたら幸せな家庭を築くことができるなどという、未来に報酬を当てにしてはいけません。

また、「人事異動で営業の部署から抜けることができれば」といった話や、「公募で社内留学が通れば」といったら「たられば」の報酬に期待して、２０代での転職活動に悩んでいるのであれば、間違った判断材料です。

信じられるのは今だけなのです。今を軸に大切な人生の意思決定を行いましょう。

③ 企業のブランド名や世間体

企業のブランド力は小さなあなたを大きく見せてくれるアクセサリーになります。

ですが、企業のブランド力を脱げば、あなたは何者でもなくなるでしょう。

勿論そうならない人もいるでしょう。

しかし、今あなたが会社をやめことで、「自分は何者でもない」と思われてしまうのであれば、これまで企業のブランド力にかまけて努力をしてこなかった証拠です。

ブランドの力を借りて生きていくのも生きていく上で一つの戦略になるでしょう。

あなたは自分の名前で活躍したいのか、企業名を引っさげて仕事がしたいのかどちらでしょうか。

２０代での転職を決意した方が取るべきアクション

２０代での転職に悩んでいる方が、転職を決意した際、成否を分けるのが情報を集めることです。

２０代では周りに転職経験者も少なく、情報を集めることは簡単ではありません。

そこで、転職に近いところで働いていて最も鮮度の高い情報を持っている人とコネクトを持っておく必要があります。

最も簡単にコネクトを取れるのが転職エージェントなのです。

彼らは自分に都合の良い求人を勧めてくるから信用できないという方がいます。

勿論、会社員である以上、そういった転職支援の仕方をする人もいます。

しかし、中には親身になって、この人を転職させてやるといった視点では無く、転職の支援をしてくれるエージェントがいます。

転職エージェントも人なので、相性もあります。

本当に自分にあったエージェントを探すには時間がかかりますが、多くのエージェントにあったほうがいいエージェントに巡り会えるか可能性は高まります。

その過程で情報も集まりますので、積極的にエージェントとの面談をセッティングすることをおすすめいたします。

また、企業も差別化を図るために、業界や業種を絞って支援しているケースもあります。

他所なりとも他社より特定の業界の知識には詳しいので、活用することをおすすめいたします。