転職失敗しない方法【メガバンク退職者が語る】

転職失敗しない方法

今回も前回に引き続き、転職に失敗した元メガバンク退職者からのヒアリング内容を元に執筆しております。

彼は、新卒でメガバンクに入社をして、第二新卒で大手電気機器メーカーに転職。転職をして1年にも満たないのですが、現在転職活動中です。

なぜ彼は転職に失敗したのでしょうか。

彼のストーリーは下記を参照してください。

本記事では、彼が自分自身の転職を振り返り、なぜ転職活動に失敗したのかについて分析した上で、転職失敗しない方法について解説させていただきます。

こんな方にオススメの記事
▶︎メガバンクを退職した理由が知りたい
▶︎転職失敗しない方法を知りたい

私の転職失敗理由を分析する

illustration by Ouch.pics

どうも前回につづき今回も、佐々木が担当させていただきます。

転職に失敗した私が、なぜ転職に失敗したのか分析内容を共有いたします。
そして分析結果を踏まえ、転職を失敗しない方法について解説させていただきます。

私の転職がなぜ失敗したのでしょうか。

そこには大きく4つの原因があったのです。

1. 転職を焦ってしまった

諸悪の根源は、転職を焦ったことから始まりました。

最初は私の驕りもあったのでしょう。

メガバンク出身ということもあり、それなりに市場価値が高いと思っていたのが
最初の過ちでした。

面接を受け始めると自分の市場価値は高くないことにすぐ気付かされます。

どこへ行っても自分が転職先で何ができるのか説明できず、自分の可能性についてただひたすら話すことしかできなかったのです。

自分は何をやってきたのだろうかと自暴自棄になることもありました。

メガバンク出身というのは多少なりとも、難易度の高い就職活動を通過したということで、ポテンシャルを担保するための材料に過ぎないのです。

そして、面接では落ちにまくり、自信をなくし、自分がその時担当していた仕事も疎かになり、早くこの環境から抜けなければならないという焦りを感じてしまうという負のループに入ってしまったのです。

2. 転職が目的になってしまった

最初はもっと今いる環境よりも成長している環境で働きたいという思いや、
専門的なスキルが身につく環境で働きたいという思いがありました。

しかし、転職活動をしていく中で現実を知り、ちょっと自分は高望みしすぎなのかな。

もう少し、志望企業のランクを避けようかなと少しづつ腰が引け始め、最後はどこでもいいやという気持ちになってしまいました。

その結果、エージェントが紹介してくる案件には全て応募し、内定のふた文字だけを追いかけ、現状と志望先企業のメリット・デメリットを比較して検討するだけの余裕がなくなっていたのです。

前職にもたくさんいいところはありましたが盲目的になり、転職先が今より絶対にいい環境に違いないという思考に陥ってしまっていました。

前職を辞めて気がつかされるメリットがたくさんあったのです。

3. 全体を見て部分を見ず

私は転職先の企業の情報取集が十分出来ていると思っていました。
実際全体的な情報収集は出来ていたのですが、自分が働く部署まで解像度を上げて情報を収集することが出来ていませんでした。

今ではOpenwork・転職会議のような社員口コミサイトのおかげで、企業の裏側簡単に知ることができるようになりました。

私はその内容を把握し、企業の内情を理解したつもりでいたのです。

今思うと、その段階ですら私の転職先企業の情報はあまり良いものでありませんでしたが、これくらいなら良いかという多少投げやりな部分もあり、見て見ぬふりをしていました。

そして、最も大切なことである、これから働く部署の雰囲気や仕事内容について全くわからないまま入社してしまったのです。

組織全体が良くても、チーム単位では嫌な上司や一緒に働きたくない人もいるでしょう。

部署単位で解像度をあげるのは非常に難しいことですが、社員と接点を持たせてもらい、部署の情報を持っている人を探し出す等、やりようはいくつもありました。

結局、自分ゴトとして捉えることができていなかったのです。

4. 業務への理解が薄かった

業務理解が低かったのは、反省するべき点です。

私はSierという職業が、ざっくりと何をするのかしかわかっておらず、ただ単にIT業界だから専門性が身につき、市場価値も上がるだろうという安易な考えでSierに転身したのです。

実際に業務に当たると、自分が想像していた業務内容とは180度異なるものでした。自分の情報収集の甘さにをただただ後悔するばかり。

インターネットでSierというキーワードを何度も検索し、大まかなことは理解していたのですが、現場で働く人へのヒアリングをしていなかったことが大きな問題でした。

勿論、業務理解以前に自分が何をしたいのかも明確になっていたことも問題なのでしょうが。

転職失敗しないための4つの方法

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転職の失敗から学んだ、転職を失敗しないための方法は以下の4点

1. 外部の情報を徹底収集しよう

転職失敗しないための方法一つ目は情報の収集を徹底することです。

インターネットを駆使して情報を簡単に収集することができる時代。
転職失敗しないためには徹底的に情報を拾いに行ってください。

個人のブログレベルがあれば全て閲覧するくらいの気概をもってください。

そして、こんな情報眉唾だよと疑うことから入らないでください。

転職に失敗する人の多くは、疑うことから入りがち。私もその一人でした。

転職先の企業がOpenworkで低評価負だったにも関わらず、誰が書いているかの信憑性もないのだから話半分程度で参考にしようと思ってしまったのです。

一方、当ブログを運営しているドーパマンは、入念に調査を行いスコアが高い企業に転職を成功させましたが、記述通りの素晴らしい会社だったとのこと。

転職失敗しない方法の一つに、信じるということも大切な要素として不可欠なのです。

2. 自分が配属になる部署の人間と必ず面談を行う

転職失敗しないための方法2つ目は実際に自分が配属される部署の人間もしくは、その近くで働く人間から話を聞くことです。

結局属人的な部分が働きやすさを左右するのです。

パワハラ上司がいるチームで働くことになれば、どんなに組織全体が良くても、そのチームのモチベーションは低くなるはず。

しかし、そんな属人的な部分を転職前に見極めるのは難しいです。 方法としてはやはり、紹介です。

時間はかかるのですが、部署に近い人もしくは部署の人を紹介してくださいと言い続けていれば3回目程度でたどり着くはず。

自分が転職したい企業で働く人とのファーストコンタクトが難しいと思いますが、面接中、面接官にお願いしたりやエージェントに人脈がないか聞いてみると意外といけるケースが多いです。

最悪いない場合は、競合や同じような業界で働いている業界人に話を聞いて見ましょう。

同業界内での転職は活発に行われているため、有益な情報を持っている可能性も高いのです。

転職失敗しないためには、どこまで粘れるかにかかっているのです。

3. 転職は時間がかかるということを前提に活動を行う

転職失敗しない方法、3つ目は転職は簡単にはできないということを自覚しておくことです。

あなたが引く手あまたの人材であれば転職はすぐに成功するでしょう。

しかし、私のように大手にいたというだけで、職場環境はホワイトそのもの、自己研鑽も怠っていて、仕事自体も思考停止で手だけ動かしていましたという人に、高い市場価値が付くわけがありません。

残念なことに大多数の大手企業出身者は自分のことを過大評価しがちです。

「大企業で3年勤めたというキャリアは後々生きてくるはず。市場価値に拍車がかかる3年目くらいに転職でもするか」と転職することを決めているのにも関わらず先のばしにする人が後を絶ちません。

採用する側になればわかりますが、3年いたとかどうでもよいです。
どんな経験があって、うちでどんな貢献ができるのか。そしてどんな人柄か。

3年経っていざ転職活動を始めたものの、面接では落ちまくり焦って間違った転職を決断してしまう人が後を絶ちません。

転職失敗しないためには、自分の転職には時間がかかることを理解し、焦って転職活動しないよう、前倒しで計画を進めることが重要です。

4. 業務理解にはたっぷり時間を割く

転職失敗しない方法、4つ目は自分がこれから担当する業務の理解を深めることです。

日々のタスクや仕事内容だけなく、年間や月間を通してどんな動き方をするのかまで理解できることが理想。

ヒアリングする際はチームとして抱えている目標(KPI)についての解像度を高めることと、具体的に行っているタスクを理解することがポイントになります。

例えば、今週はどんなことをしていたのか?月間を通してどのようなKPIや目標を背負っているのか?具体的なタスクにはどのようなものが多いか?といった内容です。

ヒアリングした内容が自分のやりたいことと合致しているのか、時間をかけて判断しましょう。

転職を失敗しない方法を参考に、転職活動をすすめよう

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私の場合、転職は決して後悔しているわけではありません。

しかし、決して順風満帆というわけでもありません。

どこで聞いたか忘れたのですが、自分に本当にあった会社に出会えるのは3社目と言われています。

私は盛大に失敗したわけですが、この体験を次に繋げればよいだけ。

皆さんの転職活動が私の体験談で少しでもよりよい方向へ向かってくださればそれもまた、転職した甲斐があったと思えます。

またどこかで皆様のためになる情報を発信させていただきます。

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