第二新卒の強みは「若さ」にあり、弱みは「経験値」の不足です。
企業によって採用の方針は異なりますが、少し前の超売り手市場よりもジュニアの採用枠は減少しているように思えます。
私が本業でジョインしているベンチャー企業も同様です。
年間20パーセント以上の成長率を維持しているにも関わらず、若手の採用を急激に減らしています。
では、転職をしたい若手社員は今の会社でスキルを磨き転職市場価値が上がるのを待つのが正解なのでしょうか?
私はそうは思いません。
スポンジのように何でも吸収できる20代はどんなにお金を払っても戻ってきません。
そんな大切な時期を無駄に過ごしていては勿体ないと思います。今の環境が辛くても我慢していれば市場価値が上がる状況なら耐えるのも良い手段です。
でも今の仕事がやりたくもない、かつ経験も得られない仕事であるなら、無駄に年齢を重ねるよりは、20代で飛び切りのチャレンジをした方が人生が面白くなるのではないでしょうか。
しかし、企業側こと転職市場の視点から見ると、「若さ」はマイナスに捉えらることも多く、やりたい仕事にありつけないと諦めたくなりますよね。
そこで今回ご紹介するのが企業が準備している「ポテンシャル採用枠」に食い込む方法です。
この枠もぎ取ることができれば経験値の浅いあなたにも十分チャンスはあります。
▶︎これといったスキルはないが転職を成功させたい
目次
ポテンシャル採用とは?
このサイトに訪問してくださっている方は、「ポテンシャル採用」について解説する必要もないと思いますが簡単に説明いたします。
これは企業が現在求めているスキルを保持していないものの、地頭・行動特性に主軸を置いた結果優秀であるため将来への投資を兼ねて採用を行うといったものです。
そもそも企業が採用する上でどのような要素を重要視するのか理解しておく必要があります。
採用活動において企業が重視する要素
採用活動において企業が重視する要素は大きく3つに分解することができます。
①経験
会社の中で経験した仕事の内容に着目します。例えば、新規事業開発の経験や、新規開拓営業の経験等が該当します。
経験はビジネスマンの成長において非常に重要で、どのような経験をしたか知ることで、その人がどのようなスキルを獲得したのか推測することが出来ます。
企業が、これから事業を開発したいと考えている時、同じような事業の中で成功体験を保持している人の知見は非常に重要になりますから転職市場では重要視される項目の一つです。
②スキル
これは過去の経験を通して獲得したスキルのことです。新規開拓営業に携わり成果を出すことができたのであればそれもまた一つのスキルです。
マーケターならSEO対策・SNS運用・広告運用のスキル等が該当するかもしれません。
つまり、様々な環境においても同じようなパフォーマンスが出せる技術のことをスキルと呼ぶのです。
ベンチャー企業等は育成している余裕はありませんので、何ができるか。そしてそれは再現できるのかを重要視しています。
③ポテンシャル
人柄・コミュニケーション能力・地頭・行動特性等その人に備わる素地のことです。
ポテンシャルが高い人は経験やスキルが浅くても、すぐに追いつき大化けする可能性もあります。
ほとんどの大企業は育成の余力があるため、このポテンシャル採用を活用して新卒の採用を行います。その結果が、嘘付き大会の開催を引き起こしているのですが・・・
ポテンシャル採用を活用して企業の採用枠にねじ込む方法
20代でも稀有な経験をし、どこでも通用するようなスーパースキルを兼ね備えた人はいます。
しかし、そんな人はごく僅か。
ほとんどの人が、最初に選択した会社を誤り、大した経験もできずもどかしい思いをしているのではないでしょうか。
でも安心してください、私もこれといった経験や、スキルを持ち合わせていない状況から、いろいろな企業から内定を獲得できました。
それは強烈にポテンシャル採用を意識したためです。私がポテンシャル採用で引っかかるように意識していたことは下記2点です。
①自分の未来が楽しみだと言わせる
「君の未来が楽しみだ」面接官からその言葉を聞いて面接がお見送りになるケースは少ないでしょう。この状態こそ、まさにポテンシャル採用の骨頂。
「ハーバード卒や甲子園優勝校のキャプテンです」なんて言えたら未来に最高の期待を持ってもらえるかもしれません。
でもそんな肩書きを持ち合わせていない私のような人にお勧めしたい方法が「挫折から成功するまでのストーリー」を語るという方法です。
結局子供の頃から人間が応援したくなるキャラクターは決まっているのです。
最初は何もできない無力な主人公がどんどん成長し、強くなっていく。そんなシーンに大衆は胸を打たれるのです。
あなたの人生をそのテンプレートの型にはめて話せば良いだけです。
最初から強いあなたを見せるのではなく、弱かった頃のあなたをさらけ出し、サクセスしたストーリーを話すのです。
現在インフルエンサーになっている多くの成功者もこのサクセスストーリーの手法を使用しています。
ここで重要になるのは、ストーリー仕立てにした上で成功の要因をロジカルに語ることにあります。
それって成功と直接的な関係あったけって、矛盾したストーリーを語ってはいけません。
でも現在成功したストーリーはないよという方。嘘をつくのも一つの手ですが、今後悔いが残ってしまう可能性があります。
1ヶ月だけでも良いので、昼夜問わず今の状況を打開する方法を考えてください。
必死で考えれば1月だけでも成功体験は積めますし、十分人に話せるエピソードになります。
結果ダメでもセンスがなかったと諦めることができます。超短期集中は転職で話せるエピソードが現状ないという人にとてもお勧めの手法です。
②超入念に準備をする
出身大学や、現在の勤務先。客観的にポテンシャルを測る材料は多数あります。
しかし、主観的にポテンシャルを判断する際、面接官は何を見ているのでしょうか?
大多数の人が見ているのが会話のレスポンススピードと話の分かりやすさです。
質問への回答スピードが遅かったり、話が分かりにくかったりすると、ポテンシャルが低いと思われてしまうのです。
状況を打開する方法は簡単です。超入念に面接の準備をするだけです。
何度も面接を繰り返すと気がつくのですが、面接官が相手の考えを聞こうとする際にしてくる質問はパターン化することができます。
それに対して回答事例を分かりやすく説明できるように頭の中に刷り込み、まるでテンプレートのように回答するのです。
誰でも準備すればたった1時間くらい、面接官の目を欺くことができるはず。たった一時間ハッタリですらかませない人は大事な商談やプレゼンを成功させることすらできないでしょう。
本当に転職を成功させたければこの一時間に全てをかけましょうよ。
私は、面接で答えられなかった質問はメモし、何度も綺麗に回答できるようになるまで、練習しました。基本オンラインで面接をしていたので、口頭での説明力が全てです。
それこそ、通勤時間や朝のシャワーの時間、急に自分に質問を投げかけ常に回答していました。それくらいやれば誰でも、面接官の質問に淀みなく分かりやすく説明することができるはずです。
ポテンシャル採用を活用して転職活動を成功させよう
自分がチャレンジしたい仕事のスキル要件が厳しいから私には難しいかもと決めつけないでください。企業側も求める人物像が集まらず苦戦しているケースもあります。
まづは自分が挑戦してみたい職種でガンガン書類を提出してみましょう。
書類選考が通れば、あなたにもポテンシャルをアピールするチャンスがあるわけです。
面接官は現在のあなたの経験やスキルを把握した上で面接の俎上に上げてくれているのです。
もし、仮に自分の経験が企業の求める人物像と大きくズレがあるのであれば、
それはあなたをポテンシャルで判断しようとしている証拠です。
そして、1時間に全てをかけて転職を成功させましょう。
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