転職で年収をあげる為にはどうしたら良いのかな〜
はじめまして。 新卒で入社した大手金融機関を退職して、働き方がとても自由な会社に入社をしたドーパマンです。
サラリーマンとしてはたらくのであれば、年収は高い方が良いですよね。
実はサラリーマンとして働くのであれば、給料をあげるタイミングは大きく2つしかありません。
「給与査定時」か、「転職時」です。
お金の話をするとマイナス評価されるから、内定まで触れないでおこうと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、『Journal of Organizational Behavior』で2009年の論文に掲載された内容によれば、給与交渉しないことで生涯賃金にして75万ドル(7500万/1$=100計算)も機会損失が生じることを論じています。
今回は皆様の年収なら大きく変わる、「転職時の給与交渉」を有利に進める上で大切なポイントをお伝えいたします。
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目次
転職時の給与交渉で大切なポイント5
最初に「給与交渉」の大前提をお話しするよ〜
まづ給与交渉を行う上で大前提となるのは、「給与交渉」というのは、自分を売り込むという行為とイコールであるということです。
自分を採用することで得られるメリットを相手が理解できなければ、「希望金額の給与」を得ることは難しいでしょう。
そこで、給与交渉を有利に進める上で必要となるポイントを5点に絞って解説いたします。
1 . 「自分の市場価値」と「転職先の給与相場」を理解しよう
「自分の市場価値」と、「転職先の給与相場」がわからないことには、正確な給与交渉はできません。
自分が行ってきた業務・経験の希少性、自分は本来どれくらいの年収を貰うのが一般的なのかを徹底的にリサーチをしましょう。
現在は、Vorkes・転職会議・キャリコネといった社員口コミサイトに年収が記載されていますし、求人を見れば何となく自分の市場価値が見えてきます。
年齢や職種が自分と近しい人の年収を参考に自分の年収を想定しましょう。
「大企業しか名前がなく、自分の会社は掲載されていない」という方は同じような事業を運営している企業の口コミや求人を参考にしても良いと思います。
自分の人脈や使えるものやインターネットで収集できる情報は調べ倒しましょう。
一番怖いのは情報不足によって相手側に有利な交渉で、年収を決められてしまうことです。
全ては自分を守るため。妥協せず、徹底的に情報収集を行いましょう。
2 . なぜ希望年収が得られるのかロジカルに説明できるようにする
自分の市場価値、転職先での年収相場観を理解していても、自分がなぜ希望するだけの年収を得られる人材なのか説明できなければ意味がありません。
説明する際に意識することは自分が果たすことができる役割に目を向けて説明すること。
他の会社の同じポジションは〇〇万円貰っているので、私も〇〇万円いただくのが妥当だと思いますといった安直の説明はNGです。
必ず過去の経験に裏付けられた、ロジカル内容であることが大切。
例えば過去、セールスのマネジメント経験があるとか、ブランディングでの成功体験があるといった内容です。
そして、その体験がなぜこれから転職先で再現できるのか、様々なストーリーを持って説明しましょう。
3 . 給与交渉は必ず内定を獲得してからにしよう
給与交渉のタイミングを間違えてはいけません。焦っては全てが水の泡です。
最も適切なタイミングは内定獲得後。それまでグッとこらえて下さい。
やはり、採用面接の段階からお金の話しをしてくる人材は少しイケてないです。
選考の段階では、「事業内容」や「自分のミッションについて」の理解に務め、給与の話しは避けるようにしましょう。
「希望の年収はありますか」と聞かれてもこの段階では「現状は御社での業務内容やカルチャーに興味があるので現状想定している金額考はありません」とはぐらかしましょう。
4 . 自ら「希望年収」を伝えるのは辞めよう
先ほど上述した部分と重複するのですが、こちらから給与の希望金額を伝えるのは極力控えましょう。
一番やってはいけないのは、希望金額をかなり控えめに伝えてしまうこと。
具体的な希望を金額を伝えてしまうだけでも不利になるのに、さらに謙遜して低く見積もってしまっては交渉時に相手が有利になるばかりです。
具体的な金額を提示する際は、必ず相手からということを心がけてください。
以外にも給与の交渉は柔軟にできるもの。
後ほど私の体験談でもご紹介させていただきますが、その場で納得しない顔をしているだけでコロっと変わったりするものです。
5 . 年収に含めることができるものは全て合算しよう
中にはどうしても選考の途中で年収を提示しなければならない状況もあるかと思います。
その場合大きく2つのパターンが想定できます。
年収提示が求められるケース
1. 源泉徴収票を求められるケース
2. 自己申告で年収をお伝えするケース
いづれにしても、入社前には源泉徴収票を提出しなければなりませんが、源泉徴収票を給与交渉の前段階で提出するという機会は少ないかと思います。
基本的には源泉徴収票の内容を元に自己申告で現年収を報告することが多いです。
その際は可能な限り、年収に含めることができるものを足し算して提出しましょう。
例えば食事補助や・住宅手当、その他会社が負担をしてくれる福利厚生的なものがそれぞれあると思います。
某企業では、年収を報告する際に注意書きで、著しく年収が違う場合は内定取り消しもありますと書かれていたことがあります。
盛りすぎはいけませんが実際に含めることができるものは足し算して提出しましょう。
ここでは詳しく説明しませんが、そこまで細かく年収の内訳を見ることができないという実情もあります。
多くの企業が年収のスライド方式を活用していると思いますが、私の後輩は盛れるものを全て含め、100万円以上年収をあげて転職して行った事例も目にしています。
臆せず、年収に含められるものは全て含めて計算しておきましょう。
給与交渉、私の実体験
私の給与交渉が意図せず成功したので、その時の実体験と成功のポイントを解説いたします〜
結果としては年収を上げることができましたが、
実は私の給与交渉は必ずしも成功と呼べるものではなかったです。
あとで考えてみると年収アップすることができたのは先程のポイントが守られていた為だったのです、、、
私が給与交渉を行ったのは、内定後のオファー面談時。
オファー面談の際には源泉徴収票等は求められず、エージェント経由での現年収の報告がありましたが、はぐらかしていました。
というのも、部屋のどこかにしまった源泉徴収票を探すのが面倒だった為。
今探しているので、少し時間をくださいと言っているうちに内定が出てしまいました。
その後オファー面談の前に、エージェントから現年収について問い合わせがあったのですが、ありとあらゆる福利厚生を足し算して、想定年収をオーバーにお伝えしました。
過剰申告は、使用できないケースも多いので注意が必要ですが、私は借上社宅の家賃等をインタネットで調べて、その金額すらも年収に含めて提出しておりました。
その為年収ベースでは、100万円程度アッパーで申請していたと思います。
そして迎えた、オファー面談当日。
最初は色々な雑談から始まり、最後は本題の年収のお話に、、、
「年収はどれくらいを希望しますか?」
「あなたが務めている会社といえば給料が高いことで有名ですよね」
矢継ぎ早に、様々な尋問がされましたが、私は現在の年収についても希望年収についても沈黙を貫きました。
そして沈黙は破られたのです。
「〇〇万円はどうですか?」
しかし、私はそこでも「業務を経験したこともないですし、私には決められないですね」と沈黙を貫きました。
すると、当日は複数名で面談だったのですが、同席された方が「期待値も込めてこれぐらいじゃないですか」と提示してくれた年収が現年収よりも高かったのです。
実のところ、年収の金額はそこまで気にしていなかったのですが、金額にも納得感があり、私はその場で即オファーを受諾しました。
その方には今でも本当に感謝しています。入社後に転職時の年収がどれほど、大切か理解することができました。
日本企業は年収は下がりにくいので、入社時の年収は非常に大切なのです。
また入社後に分かったことですが、その方のおかげで他にも複数の方が高い年収で入社することに成功していました。
やはり、給与交渉を行う場面にいる人に左右される部分も大きいです。
ラッキーとしかいいようがありませんが、私が「変に年収はいくらでも大丈夫です」などと表現していたら、恐らく今回のような結果にならなかったはず。
実際に活用されていたポイント
1. 給与交渉は内定の後
2. こちらから具体的な金額は提示しない
3. 沈黙を守る
給与交渉のNG事例
最後に給与交渉時のNG例をご紹介するよ〜
1. 自分を過大評価しすぎてしまう
あるリサーチ会社によると、ビジネスマンの多くは「自分の市場価値を実際の市場価値よりも高く見積もる傾向」にあるそうです。
本記事で、転職先企業の情報や、自分の経験の市場価値等を徹底的にリサーチする重要性を説明しましたが、これは自分の市場価値を高く見積もりすぎない為にも必要です。
過度な謙遜は良くありませんが、過大評価もよくありません。
何ができるのかといったハードスキルは重要ですが、転職では想像以上にソフトスキルが重要視されます。
自分の経験や、スキルにどれほど自信があっても、謙虚な姿勢は決して忘れないようにしましょう。
2. お金の話ばかりする
採用の前段階で、お金の話しばかりする人は印象がよくないです。
この人は仕事をお金で選んでいるのかと思われてしまいます。
給与の話は大切ですが、余程面接官を納得させることができる材料をもっている場合を除いて過度に話題を振るのは辞めましょう。
会社のミッションに共感してくれる人・目をキラキラ輝かせて話しをしてくれる人と一緒に働きたいですよね。
3. 最低希望年収を伝えてしまう
転職時の給与交渉では、具体的な金額を自分から提示してはいけないとお伝えしましたが、
希望年収の最低金額を伝えることは控えましょう。
相手に給与の下限を伝えてしまうことで、このくらいの金額でもオファーを受諾するだろうと足元を見られてしまいます。
最低希望年収を聞かれても、曖昧な回答を心掛けてはぐらかしましょう。
給与交渉を有利に進めて、年収をあげよう
一番大切なことは勇気を持って、給与交渉を行うこと。
どれだけ準備をしても、本番で勇気を振り絞れなければ、全ては水の泡です。
謙虚な気持ちはとても大切なのですが、「私は未経験なので、最初は安くてもいいです」などという最初から負け戦をするようなことは辞めましょう。
自分の年収を上げるビッグチャンスは少ないです。給与交渉時のポイントを活用し、数少ないビッグチャンスをものにしましょう。
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