就職人気企業ランキングは意味がない?本当に参考にするべき情報は〇〇

就職人気企業ランキングは意味がない?本当に参考にするべき情報は〇〇

私が就職活動をしていた時、就職人気企業ランキングばかり見ていたけど、社会人になって見返すとなんでこの会社がって企業ランクインしているよね〜

はじめまして。新卒で平均年収トップレベルの大企業に入社して、働き方がとっても自由なIT企業へ転職をしたドーパマンです。

現在どこの企業に転職しようか悩んでいるけど、会社名がわからないから、「就職人気企業ランキング」をとりあえず見ているんだよねっていう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

学生時代、私も毎日のようにランキングを参考にして就職活動をしていました。

でも、今となってはあのランキングが凄く意味のないものだったと感じています。

そこで今回は、「就職人気企業ランキング」がなぜ意味がないのか、実際に参考にするべき情報についてご紹介致します。

◇こんな方にオススメしたい記事◇
・就職人気企業ランキング以外の情報から良い企業を発掘したい
・就職人気企業ランキングの意味について知りたい

就職人気企業ランキングは意味がない?本当に参考にするべき情報は〇〇

みなさんも一度は目にしたことがある「就職人気企業ランキング

こちらのランキングを参考にして就職・転職活動を行っている方もいらっしゃると思います。

しかし、このランキングは参考にしない方が良いです。
それを理解をするためにはそもそも「就職人気企業ランキング」がどのように作成されているかを理解する必要があります。

就職人気企業ランキングとは?

就職人気企業ランキングとは、人材会社等が運営している「就職情報サイト」に登録されている、会員に就職希望企業の調査を行い、その結果をランキング形式で公開しているものになります。

調査対象は年次(例えば大学3年生〜修士1年生といったもの)、大学群(例えば、早稲田・慶応・東大)等でフィルターにかけられるケースが一般的です。

回答方法は現在志望している企業を1位から10位まで申告する形式で、1位の企業は10ポイント、2位は9ポイントとう風な傾斜をかけて集計。

ポイントが上位の企業から順番にランキング形式で並び替えを行い、1位〜200位程度で公開しています。

有効な回答数は調査会社にもよりますがキャリタス就活が行っているもので5000件超の回答から就職人気企業を集計しています。

就職人気企業ランキングはなぜ就活の企業選定に活用しない方が良いのか?

私も大学生の頃は、「就職人気企業ランキング」や、「平均年収ランキング」を参考に就職活動をしていました。

就活のモチベーションは周囲からの評価と女の子にモテる為です。

しかし、これらのランキングに掲載されている企業群に就職をした社員ほど、「なんでうちの会社が?」と目を丸くして驚いているものです。

なぜこのようなズレが生じるでしょうか?

それは、「就活生」と「社会人」で大きな認識や情報の差がある為です。

下記その内容についてお伝えいたします。

1大学生は知っている企業の数が少ない

ランキング上位の企業を見ると、「JTB」・「JAL」・「トヨタ自動車」・「資生堂」・「サントリー」とBtoCの企業が多いことがわかります。

BtoCとはBussiness to Cunsumerの略で、企業が一般消費者を対象にビジネスを行うビジネスモデルのことを指します。

その為、普段の買い物で接している商品は、ほとんどがBtoCでビジネスを行っている企業が製造しているケースが多いです。

また番組によって違いはありますが、基本的にBtoCでビジネスを行っている企業はテレビCMを積極的に活用しています。

意識の高い学生は例外として学生が企業と接点を持つ機会は買い物やサービスを受ける場合・広告で認知したケース等が一般的になります。

その為、企業の情報収集をしっかりと行っていない就活生は数少ない自分が知っている企業名だけで投票してしまう為、就職希望企業というよりはイメージが良いというだけで企業を選択してしまうケースがあるのです。

2ほとんどが就業経験が無い就活生による投票である

一部の意識が高い学生を除いて、ほとんどの学生は企業で働いた経験がありません。

飲食店や、ショッピングモール等の正社員であれば、普段のアルバイト経験等から、どのような業務を経験するのかイメージすることができるかもしれませんが、ランキングに登場するような大企業は、規模が大きいこともあり、どのような業務をするのか等の内情の把握は難しいです。

特に金融機関等は、情報保護の観点もあり、顧客と実際に接するような業務に就業前に携わることができない為なんとなくクールだよねというイメージだけで人気が出てしまう可能性があります。

実際私も、インターンに参加しましたが、業務とはかけ離れた内容のものでした。

また某コンサル会社の短期インターンに参加した友人のも同様でした。

彼が参加したインターンはいわゆるビジコンのような形で、新規事業のアイデアを創出するといった内容。

彼は見事優勝し、その時の快感や、こんな仕事ができるならと、新卒で短期インターンをしたその会社に入社をしました。

しかし、入社後の業務は彼がイメージしていた内容とは180度異なるものでした。

彼はいわゆる転職エージェント業務を行う部署で、見込み客を発掘するテレアポを行なわされたのです。

正直これは彼の情報収集不足です。なぜなら企業のホームページを見れば、新規事業を行うことができないことは容易に想像できるからです。

しかし、就業経験のなかった友人は全く業務のイメージをすることができず今回にようなケースを招いてしまったのでした。

3 大企業にはたくさんの職種あるが、職種ではなく企業名しか見ていないランキングである

大企業というのは中で働いている社員ですらも、何を行なっているのか把握することができないような部署もあります。

中で働いていない社員ですら、実態がわからないのですから、外で働いている人はもっとわからないでしょう。

大企業には様々な仕事がありますが、新卒採用はほとんどが総合職としての採用で、どの部署で何をするかは入社してから決まるというシステムなのです。

つまり企業名だけで〇〇のような仕事をするんだろうなと思っていたら大きなミスマッチを起こす可能性があるのです。

野村證券という会社名を聞いてみなさんは何をする会社だと想像しますか?

勿論、大多数の方が営業を思い浮かべたのではないでしょうか? 

しかし、営業がしたくて入社したにも関わらず全く違うことをしている社員は一定数いるというのが実態です。

私の同期には総務部やITを統括する部署に配属された社員がたくさんいました。

どうやら、入社日の前日に20名近くの社員が本社に呼ばれ、「君たちには営業以外のことをしてもらう」と言われたそうです。

入社日の前日では変更はできません。

大企業では往々にしてこのような事態がおこるのです。

しかし、私は決して大企業にいくなという安直な話をしたいわけではありません。

企業名だけみて、会社を判断していると必ずミスマッチを起こす危険性があることはしっかり認識しておいて欲しいのです。

必ず何ができるのかを握った上で入社できる状態にしておくことが大切です。

私のいた野村證券では上記のような事実がある一方で、〇〇部署で働けないなら入社しませんといった配属を握った状態で入社した者もいたので不可能ではないです。

4「自分の興味」や「やりたいこと」は変化するということが前提が無い

現代社会は本当に変化の激しい時代です。

昨日まで「TUTAYA」でDVDをレンタルしていたかとおもえば「Netflix」で映画を見ている。

そんな変化がこれから何度も起こります。

そうでなくても人間は興味の対象が移り変わるものです。

実際「あなたの将来の夢」は過去何度変わりましたでしょうか?

私は少なくとも10回は変わっています。

一番初めはポケモン、次はウルトラマン、そして警察官、サッカー選手、プロ野球選手と次々に変化しています。

その夢は今でも変わり続けています笑

一番怖いのは夢ややりたいことが変化した時、対処できないことです。

例えば就職人気企業常連である航空業界。
凄く華やかなイメージがある一方で、航空会社というのは、かなり業務が特殊です。

というのも航空会社の数はその業務の特性上非常に少ないからです。

その為、航空業界でこの先ずっと業務を続けていくなら良いのですが、飽きてしまった場合は潰しが効きません。

早いうちに自分のやりたいことが見つかった場合は良いのですがある程度年齢を重ねてしまった場合、身動きがとりずらくなっている可能性はあります。

終身雇用制度は崩壊する?の記事でもご説明しましたが、今後大企業であっても終身雇用制度は維持できなくなります。

そうなった時自分は身動きが取れるビジネスマンになることができるでしょうか?

環境や自分の興味が変化した時、身動き取れるかどうかという基準で会社を見ることは非常に大切です。

本当にみるべき情報は社員のリアルだ

これから企業の皆様が、本当に参考にするべき情報は、就職人気企業ランキングではなく、ズバリその企業で働く社員の本音です。

今では、SNSの普及等により、志望企業の社員と連絡を取ることも簡単になりました。

自分の志望企業はOB訪問等で必ず聞くべきです。

利害関係のない、OBであれば赤裸々に自分の持っている情報を全て話してくれるはず。

また、インターネットのおかげで、社員による口コミサイト等、従業員の本音を情報収集するのは簡単です。

企業が作り出したイメージよりも、社員が思っている本音の方がよっぽど為になります。

「就職人気企業ランキング」を鵜呑みにするのはやめよう

就職人気企業ランキングを見ていると、この会社に入社してみんなに自慢したいなあという気持ちが湧き出してくると思います。

やりたいことが見つかっていない人ほど、ランキングの上位を攻めがちです

しかし、それは人からの評価にすぎません。

自分がなにをしたいのか、それを探すことから逃げ出さないでください。

選択するチャンスはありますが、選択することから逃げ出した人は人のいいなりになる道しかありません。

就職人気企業ランキングなど、気にせず自己実現できる会社を探しましょう。

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