新卒で大企業へ就職するべきか悩んでいる方や、現在大企業に勤務していて転職を検討している方。
大企業の安定感は素晴らしいと感じている一方でどこか、物足りなさを感じているのではないでしょうか。
私も、その中の一人。平均年収が日本で指10本に入る企業を退職し、やりがいを求めたのです。
しかし、待遇が素晴らしい大企業から転職をして後悔するというのは大手出身えあれば誰もが通る道でしょう。
これから転職活動を始められる方の中には転職活動をしたものの「こんなはずじゃなかったのに・・・」という状況は避けたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では大企業からITベンチャーへの転職で後悔していることベスト5を皆様にお伝えしたいと思います。
ドーパマン
▼こんな方にオススメしたい記事▼
・転職を考えているが踏ん切りがつかない方
・大企業からの転職、どんな後悔をするのか知りたい方
・大企業に新卒で入社を検討している方
目次
大企業からの転職、後悔していることベスト5
第1位 給与・福利厚生
やはり長く続く大企業は福利厚生や、給与が高いです。
大企業にもベンチャーにも仕事のできる人はいますがベンチャーではこんなに仕事が出来るのに、これくらいの年収になってしまうのかと思ってしまうこと多々ありです。
30歳ビジネス戦闘力が同じ場合
大手企業勤務:1000万
ベンチャー:700万
年収にすると「約300万程度」は差が開くと思います。労働時間や能力値に差が無いのにも関わらず、これだけ年収に差がつくのは、大企業はさすがだとしか言いようがありません。
また福利厚生も相当違うので注意が必要です。色んな福利厚生がありますが、書籍購入補助・バースデー制度とかそんな制度はあったら嬉しいね程度のものです。やはり一番大切なのは、家賃手当・退職金です。
住宅手当 : 大企業勤務
家賃手当:7万(家賃10万/企業7割負担を想定)
退職金:有り
その他:食事券(月7000円程度)
住宅手当 : ベンチャー企業勤務
家賃手当:無しor月2万(2駅ルール)
退職金:無し
ただ私の場合、自分のいる業界全体の低迷により、自社の利益は減少し、将来的な所得が下がるだろうという将来予測と、
累進課税の日本ではサラリーマンとして高給な金額を貰うよりも、
いわゆる法人を介した所得を増やすことを目指した方がよいという考えを持っての転職だったので、吉とでるか凶とでるかはこれからが勝負だと思っています。
第2位 ネームバリューがなくなる
社会人になってから、初対面の人とお話をする機会は格段に増えましたが、その際必ずといって良い程、聞かれる質問が「お仕事は何をされていますか?」でした。
「証券です」というとみんな「へー難しそう、野◯證券ですか」と聞いてきます。
はい。そうですと答えると「えーすごーい」といわれちょっとした優越感に浸ることが出来ました。笑
しかし、ベンチャーのネームバリューは想像以上に低いです。
私は証券時代地方で働いていましたが、サイバーエージェン◯の友人が遊びに来た際、「相席屋」に行った時のお話。
彼はネームバリューで勝負したかったのでしょうが、会社名を言っても全くしられておらず、苦し紛れに「タップル」の名前を出すと「あー知ってる」なんて有様に…
出会い厨恐るべし…
また合コンでも企業名だけで呼んでくれたりと大企業にいると様々な特典が…
まあ合コン受けはさておいて、社会人として外部の人脈を築く際にもネームバリューは一つの武器になります。
スタートアップで社員数5名の会社で働いていますというよりも、大企業〇〇で働いていますという方が情報交換させてくださいといわれる機会は多いと思います。
キャリア組は経験談で人を魅了するチャンスがあります。前職との比較ができるのでプロパーとは違った視点で、仕事の話が出来たりします。
また、スタートアップが大きくなった際には希少性の高いエピソードを展開できるようになるのでチャンスは転がっています。
実際、スタートアップ(社員数5名時)に転職した友人は今では社員数50名を超えるベンチャー企業の役員になり、様々な人が「情報交換させてください」と群がってくるそうです。
第3位 後輩・先輩・同期等の関係性がややこしい
全く同じ仕事でのジョブチェンジでは無い以上、転職をしてから結果を出すまでにはそれなりに時間を要とします。
年齢的な後輩に色々と教えてもらう事になったり、年齢的な先輩に色々とお伝えしたり、立場がよくわからなくなります。
あれ、どっちが先輩だっけという場面も多々あり…
仕事は後輩の方ができるのですが、年収は私の方が高いなんてこともありもの凄いプレッシャーです。
また、大企業時代はたくさんの同期がおり、色々な人とタメ語でフラットに仕事の話をすることができました。
転職をすると、何を軸に同期設定するのかは難しいので、タメ語でフラットに話をする機会は少なくなりました。
年齢なのか、職歴なのか、入社年次なのか、、、
不安な方は異業種への転職は早めにしておくことをオススメします。
第4位 キャッチアップが大変
転職して最初はとにかくキャッチアップが大変。
そもそもの業務への適応だけでなく、会社内の暗黙のルールや、人間関係の構築等、キャッチアップしなければならない項目が多く、転職をしてすぐに走りだすというのは中々大変だと思います。
前職での経験をどれくらい活かせるかにもよりますが、プログラマーや会計士、その他、特殊な専門性を持っているケース以外は、
大企業からベンチャーへの転職は基本的に活かせるものは少ないと思ってください。
スキル以外で人的ネットワークを持っている場合等は別ですが…
最初は自分のPCスキルやITリテラシーの低さに驚きました。
この文章どうですかと画面を見せに行くと、「リンク送ってくれるかな?」と言われたり、アクセス制限の影響で、わからないことは検索するという癖がなかったり、
チャットコミュニケーションに慣れていないのでテキストコミュニケーションの冷たい文章にいちいちメンタルブレイクしたり…
前職で自分は何をしてきたのだろうかと自己嫌悪になります。
転職を検討されている方は、新卒時代を思いだしてください。
慣れない社会人生活や、新しく出会う社員の方々との関係構築、日々の業務へのキャッチアップととにかく苦労したのではないでしょうか。
私は毎日「辞めたい」と言いながら必死で食らいついていた記憶があります。
最初は苦戦すること間違いなしで、最初の数ヶ月間は自宅で深夜まで仕事をすることになるでしょう。
第5位 ジョブホッパーという肩書きが付く
短い期間で職を転々とする人をジョブホッパーと、呼びますが日本では彼らのイメージは悪いのです。
日本企業では3年以内に辞める人は、「忠誠心が無い」・「忍耐が無い」等々マイナスのイメージで見られがちです。
転職エージェントの友人に聞いてみたところ、勤続年数3年以上という制限を設けている企業は多く、実際転職の足かせになるみたいです。
転職には運もありますので、どんなに良い前情報があっても、上司と馬が合わなかったり、仕事が向いていなかったり、色々と想定外のことも発生してくると思います。
そうなった場合、まさに背水の陣状態ですので、次の転職は相当心理的ハードルが上がってしまいます。
転職できないので頑張るしかないと我慢をしすぎたあまり、ストレスで倒れてしまうリスクもあります。
その後我慢出来ずに、転職したとしても、ジョブホッパーのレッテルが貼られてしまうのです。
中途採用がメインの企業に入社して分かったのですが、転職を過去決意できた人は、流動しやすくまた転職を繰り返す傾向にあるような気がします。
すぐに辞められてしまっては投資した教育コストが無駄になるわけですから、それを嫌って採用を渋るのです。
大企業からの転職は後悔することも多い
焦って転職した方の中には「こんなはずじゃなかったのに」と転職を後悔するいう声も少なくありません。
普段大企業にいる方は今の環境が当たり前すぎて、「大企業からの転職」で環境がどのように変化するか想定できていない人が多いです。
まづは他社と比較し、自分が相対的に受けている待遇はどれほどのものなのか把握しましょう。
その上でありとあらゆる手段で転職先の情報収集を行い、今の環境と新しい観光との差分は何か、メリット・デメリットをしっかり把握することが大切です。
正確な意思決定をとるためには、情報の非対称性を無くすことが大切です。
組織制度・働く人・文化・仕事の内容等細かく把握しなければなりません。
その為にはオフ・オン両方のラインから情報を収集すること必要があります。
積極的に情報収集し、転職を成功させましょう。
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