OB/OG訪問して社会人の話を聞きたいけど、どうしたら良いんだろう〜
新型コロナウィルスが日本各地でも猛威を奮っており、就活の大切な情報収集機会である、会社説明会やイベントが軒並み中断されています。
企業の景況感についても不確実性が高まっている中、就活生の就職活動の雲行きにも陰りが見え始めています。
ドーパマンも何かできることはないかと思い最近では、積極的にOB/OG訪問を受けさせて頂いています。
情報収集の手段が限られてくる中で、OB/OG訪問というのは非常に重要な情報源の一つになるかと思います。
しかし、「OB/OG訪問の活用」というのは、意外と勇気がいるもの。
かくいう私も就活時代は一切活用することができませんでした。
理由の一つにはOB訪問のマナー、やり方がわからなかったかということがあります。
そこで本記事ではOB訪問を受けているOB側の視点からメリット・方法・マナーについて解説していきたいと思います。
・OB訪問の方法がわからず苦労している
目次
OB / OG訪問で他の就活生と圧倒的な差がつく理由
OB/OG訪問を活用している就活生は多くの情報機会に恵まれるだけでなく、対話機会も豊富にあるため、多少なりとも社会人と接する際の振る舞い方や基本動作が、身につきます。
その結果、活用している就活生と活用していない就活生では雲泥の差が生じるのです。
OB/OG訪問は上手く活用することができれば、都合の良い話や上辺だけの会話しかしない就職説明会や歩き回ってヘトヘトになる無駄な合同説明会よりも格段に質の高い情報が収取することができます。
だって、他の社員が横にいる時に「うちの会社は辞めた方が良いよ」なんて話できないですよね?
OB/OG訪問ではそんな話も聞くことができるのです。
実際に某メガバンク銀行員の友人は就活生と会話をする度に「銀行員の闇」や「いかに銀行員にならない方が良いか」について説法していたそうです。
では、OB / OG訪問にはどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的な内容と共に解説して行きたいと思います。
OB / OG訪問のメリット
採用権限が無くフラットに会話することができる
私のところに訪ねてくる就活生の中には「この人に良いイメージを持ってもらって、採用につなげよう」という思いが見え見えの方がいます。
しかし、実際にはほとんどの社員が採用について権限を持っていないのです。
その為、良い印象を持って貰う必要はございません。
聞きたいことを何でも聞いた方が良いのです。
一方、面接での逆質問等では忖度が働き、向こうからポジティブに思って貰う為の質問をしようという考えが働きすぎて、本当に聞きたいことが聞けません。
「年収の話」・「実際の社内の雰囲気」・「離職率」等々、面接では聞きづらい質問であっても、聞きやすいのがOB/OG訪問のよいところ。
また、OB/OG訪問を受けるようない人は、基本おしゃべり好きなので、遠慮する必要は全くないのです。
具体的な業務内容にリーチした情報が収集することができる
最近ではインターネットで収集できる情報も増え来ており、説明会に参加しても、新しい情報が収集できないというケースも多くなっているはず。
理由としては、企業全体の話が多く、いち社員の具体的な動き方が把握しづらいという背景があります。
また、具体的な一日の流れ等について、お話ししていたとしても、悪い部分はブラックボックス化しており、やはりリアルの情報を収集することができません。
OB/OG訪問では、いち個人にフォーカスをした具体的な社員の動き方について、ヒアリングすることができます。
自分の興味がある業務を担当している社員へ訪問をすることで、業務への解像度を高めることができるのです。
また、先程記載した内容と重複してしまいますが、会社空間とは切り離された場所で会話をすることができるので、忖度の無い会話から、会社のリアルな情報を聞くことができるのです。
「気を使わなければならない人達」との会話で経験値が上がる
OB/OG訪問は、受け身で何の準備もせずに会社が準備した企業情報を聞いていればよいだけの説明会とは訳が違います。
失礼の無いように、事前に会社内容の把握や質問の準備能動的に行わなければならないことも多いですし、会話をしている間の相槌や質問の仕方等、気を使わなければなりません。
こうした経験を何度もすることで、社会人と会話をすることに慣れ、面接時の応対のレベルも上がっていきます。
私もそうだったのですが、経験値が低いと、よく見られようと思うあまり不自然な振る舞いをしたり言葉遣いを間違えたりと空回りしてしまいます。
そうならない為にも、「気を使わなければならない人達」との会話になれておく機会としてOB/OG訪問は非常に良いのです。
OB / OGの人脈が活用できる
OB/OG訪問を通じて知り合った社会人の方々の人脈は非常に活用することができます。
誰もが憧れる企業に勤務している方の友人もまた同じひょうに名だたる企業に勤務している可能性が高いです。
自分の興味のあるコンタクトが難しい社員との会食のセッティングや、人材を募集しているベンチャー企業の紹介等様々な恩恵があります。
学生だからといって軽視する社会人はそう多くありません。
図々しく社会人に甘え、人脈をフル活用させましょう。
OB / OG訪問の方法
一般的なOB / OG訪問の方法を大きく2つご紹介するよ〜
学生と社会人をつなぐITサービスの活用
最近ではOB/OGと簡単にコンタクトする為のツールが増えました。
ツールの使用方法は簡単で、企業名やその人のキャリアが公開されていて学生は接触したい人にDM等を送ることができるという内容です。
私は現在「マッチャー」というアプリを活用していますが、一日5件程度の申請が来ます。
職種や企業名を簡単に把握することができる為、コンタクトを行いたい人のソーシングが簡単にできます。
全員の申請に答えることはできませんが、リソースがあればオンライン等を活用して対応させていただいております。
メッセージもチャット形式で行われ、電話等の準備や堅苦しいメッセージを用意する必要もなく気軽に面談依頼を行うことができるので非常にオススメです。
大学のOB訪問名簿の活用
大学には卒業生の連絡先や入社企業が掲載されているデータベースがあり、学生であれば誰でもアクセスすることができます。
しかし、更新頻度が悪く古い情報だらけであること、メール・電話を使用しなければならない・自分の大学出身の先輩しか訪問することができない等デメリットが非常に多いです。
マッチングサービスを活用しても見つけることができない場合はこういったデータべースを活用してもよいでしょうが、オススメはしません。
OB/OG訪問時の注意点
私が学生だった頃、OB訪問の際は、マナーが多く面倒臭くて活用する気もおきませんでしたが、OBの側になって感じたことは、文面とかなんでもよいなーといった印象です。
チャット形式でコンタクトを取る場合など、あまりマナーに関して配慮する必要は無いと思います。
タメ語でのコニュニケーションやガムを噛みながらの応対といった不適切な行為は控えた方がよいですが、そんな就活性はいないと思うので基本的には何も気にする必要はありません。
ただ、私がOBとして、コミュニケーションを取る際に会う気が失せたり、会話を楽しめなくなるケースがあったので、その部分だけシェアをさせていただきます。
挨拶文だけで日程の候補が送られてこない
訪問依頼はありがたいのですが、日程の候補がないメッセージは回答するのを躊躇してしまいます。
自分の空きスケジュールを把握して相手に送るのって結構なタスクなのです。
候補日時があって自分の空きスケジュールから選択する方がはるかに楽。
忙しい場合だと、日程の候補について記載の無い面談依頼は返事をしないケースすらあるので、就活生の皆様は是非とも日程の候補をつけて送るようにしましょう。
畏まり過ぎている
先程冒頭で申し上げましたが、ほとんどの社会人が採用の権限をもっていません。
少しでも良く見せようと思い、凄く畏まった対応をする人がいますが、あまりにも畏まっていると途中で話をする気が失せます。
忙しい中、こんな1円にもならないことをしている社会人は相当なお人好しか、おしゃべり好きで間違いありません。
就活生の皆様には会話を楽しんでもらう為にはどうしたら良いのかという視点でOB訪問に臨んでいただけると嬉しいです。
最後に
世界的な新型ウィルスコロナの影響でかなり、就職活動に影響がでており苦しい展開が続ことかと思います。
しかし、オンライン面談等を活用することで、色々な社会人の話を聞く方が、濃い情報が収集できると思います。
是非OB訪問を活用して他の就活生と差をつけましょう。
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